伊那からBONOBOの芦部さんと松沢さんが、WISHというバンド名で参加。
「すこやかに」と「ストリートチルドレン」を録音しました。

参加したほとんど全てのうたい手達が、何度もポッケでうたってくれた
長い長い付き合いの仲間=friendです。
30年近い付き合いとなる各地のうたい手たちとポッケは、
暮らしと生活に根ざしたうたをうたい続けるという想いを共感しあいながら
全国うたの里というイベントなどムーブメントを通して
呑んだりうたったり騒いだり?してきました。

そんな中で、どんなときにも必ず確かめていたのは
平和がなければ自由にうたえないということです。

そして皆さんご存知のように、ついにこの国は戦争を始めました。
しかたがないという人だって、もちろんいます。

いろんな考えがあります。、
でもただひとつ、うたをうたう人間にとってはっきりしていること。
それは戦争になれば
私達のポッケで自由にうたうことができなくなることです。

戦争を取材しようとするだけで犯罪者のように言われた記者や
戦地の子供を助けようとしたのに非国民のレッテルを貼られる人。
ポッケはどんな考えでも、どんなうたでもうたえるところですから、
福祉やボランティアや事件や政治も恋も家族のことも、生活の一部としてうたえる場です。
ポッケでは、最近でも戦争のことや飢えた子供たちのことをテーマにしたうたが
沢山のうたにまじってうたわれています。
もしも、これから地元新聞やインターネットで、
ポッケで戦争や虐殺について、こんなうたがうたわれていた、と
そのフレーズだけ抜き出してバッシングされたら・・・。

ですから、ポッケがいつまでも自由な場であり続けることと戦争は両立できないのです。
外国のうたを禁止され、軍歌をうたわされた「うたいて」の歴史を
ポッケは繰り返したくないのです。

5月の3日と4日、新潟は、とあるわらぶき屋根の旧家に、新潟、大阪、伊那、埼玉から友だちが集まりました。

戦争だけはしてはいけないという気持ちを集めて、CDを緊急に出版することになったのです。

タイトルは

「We are all friend-NO WAR」

現在製作中。
13曲入り1500円

CDの録音では、とてもやさしいうたと音に満ちたものになりました。
声高に想いを押し付けることに意味のないことを
暮らしの中でうたい続けた私たちは知っているからです。
毎日の生活の中で、ふと感じる幸せへの想いが詰まったうたたちです。
わらぶき屋根の下で、古びたピアノの横で
カエルや雨音が遠くに聞こえるかもしれないような
こころやすらぐCDです。

聴いてみてください。

ただ今予約を受付中。
cakes@avis.ne.jp 杉本まで


リンク

大阪:tororo
新潟:NFF
新潟:たっつぁん
録音・宿泊会場:旧庄屋佐藤家