江戸町人の美意識
 残したい美しいもの
 渡辺八重子展〜お細工物、着物、古布〜

ガレリア表参道




2011年
5月20日(金)- 5月30日(月)

10:00 - 18:00(日曜・最終日は17:00まで)

 ※ 5月25日(水)は定休日

会場
ガレリア表参道
長野市東後町21番地
グランドハイツ表参道弐番館B1F
TEL026-217-7660
http://omotesando-nagano.com

●出品作品
江戸・明治・大正・昭和の渡辺家に収蔵された着物
古布による小物(袋物・細工物・ストール他)
古布端切れ

作家在廊日
5月20日(金)〜22日(日)、28日(土)〜30日(月)

江戸時代から続く、 下町商家のきものや古布を受け継いだ渡辺八重子さんはそれらを保存・継承するとともに、端切れまでも暮らしの中で活かしてきた、伝統のお細工物を学び、そ の技術を次世代への継承するための活動を続けています。
多くの着物を見て、触って、身に着けてきた人ならではの渡辺さんの美意識は、伝統的でありながらモダンです。江戸時代からの手仕事の粋を感じる着物、帯な どとともに、本格的なちりめん細工の仕事を、地方で初めて見ていただきます。
今回の会期中に、渡辺さんのお話とともに、歌舞伎評論やエッセイでご活躍の関容子さんのトークも開催します。子供の頃、松代に疎開され文武学校に通われた 話に驚き、ぜひ長野にとお誘いいたしました。すてきな女性の先輩お二人に、お会いいただきたいと思っております。
石川 利江

ギャラリートーク (Vol.1)

渡辺八重子さんが語る
「伝えるということ〜きもの・布の力」


日 時 5月20日(金) 14:00〜15:00
講 師 渡辺 八重子
東京・浅草蔵前に生まれ、着物文化の薫陶を存分に受け育つ。江戸時代から続く老舗、浅草[駒形どぜう]の本家長男に嫁ぐ。お細工物の第一人者、故・望月葉 瑠氏に13年間師事。後に工房[つれづれ]を開き、古布を使った伝統的なお細工物の制作と伝承に努めている。実家と婚家から譲り受けた多くの着物やも 保存、継承している。著書に、[古布の華やぎ]、[古布のつぶやき](共に文芸社)がある。

ギャラリートーク (Vol.2)

関 容子さんが語る
「聞くということ 〜堀口大学から団十郎・勘三郎まで


日 時 5月21日(土) 15:00〜16:30
講 師 関 容子
エッセイスト。東京生まれ。 81年『日本の鶯堀口大学聞き書き』で日本エッセイストクラブ賞受賞。その後、『芸づくし忠臣蔵』で2000年、芸術選奨文部大臣賞、読売文学賞受賞。著 書に『中村勘三郎楽屋ばなし』『花の脇役』『海老蔵そして団十郎』他。
小学生の頃、疎開で松代に在住。

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