紬を継ぐ・紬に挑む
 小山憲市紬織展

ガレリア表参道

「雪 山華」            「雲の通い道」

(前略)大賞受賞作品は、それまでの織の着物の意表をつくデザイン力で、染織界を驚かせた。その後の清新な着物は、小山氏の実力として定着した。しかし、 彼の素質は決してそれだけに留まるものではない。

 常に彼の心にあるのは、郷土上田の江戸時代の縞の着物であった。博物館で実物を手にした彼は、それを「命をけ ずった布」だと思った。命の宿る布、時代を超える美の世界、凛とした中にしなやかなやさしさをつつむ縞織物。本物の着物を めざす彼の精進は続く。
帝塚山大学教授
日本着物文化研究会会長
植村和代

2008年
11月6日(木)
- 11月12日(水)

 平日10:00 - 18:00
 (最終日17:00まで)

  会場
ガレリア表参道
長野市東後町21番地
グランドハイツ表参道弐番館B1F
TEL026-217-7660
http://omotesando-nagano.com
主催:ISHIKAWA地域文化企画室
糸 使いの面白さや、響きあう深い色の組合せから生まれる小山憲市の紬には、伝統の上田紬に瑞々しい感性が吹き込まれています。
今回は、無地や付け下げ、知的でモダンな縞、格子の着物に加え、「全国新人染織展」(2002)で大賞を受賞した作品をはじめ約8点の受賞作品を一堂に展 示し、小山憲市の仕事のこれまでとこれからをご覧いただきます。

■晩秋のきものの夕べ
11 6日(木) 18:00〜
晩秋の宵に作家を囲んで、ワインなどをいただきながら、きもの談義を楽しみたいと思います。お気軽にご参加ください。

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