第7回
 小山憲市 紬織展


銀座 清月堂画廊1F


紬着尺「流星のみち」

御空より半はつづく明きみち半 はくらき流星のみち
                          与謝野晶子



2008年
1月22日(火)
- 1月27日(日)

11:00 - 19:00(最終日17:00まで)

銀座清月堂画廊
東京都中央区銀座5-9-15
銀座清月堂ビル1F
TEL03-3571-2707

小山憲市氏の登場は鮮烈であった。「全日本新人染織展」 での大賞受賞作品は、それまでの織の着物の意表をつくデザイン力で、染織界を驚かせた。その後の清新な着物は、小山氏の実力として定着した。しかし、彼の 素質は決してそれだけに留まるものではない。
 常に彼の心にあるのは、郷土上田の江戸時代の縞の着物であった。博物館で実物を手にした彼は、それを「命をけずった布」だと思った。命の宿る布、時代を 超える美の世界、凛とした中にしなやかなやさしさをつつむ縞織物。本物の着物をめざす彼の精進は続く。
日本の美しさを渾身の力をふりしぼって追求する小山氏の作品展に、心から期待したい。

帝塚山大学教授               
日本織物文化研究会会長 植村 和代


小山憲市 プロ フィール
1957年、長野県上田市に生まれる。
上田紬の伝統の縞・格子を新しい感覚で受け継ぎながら、糸に色にこだわり、紬織の持つ多様な面白さを追求しています。
時代の求める着物の美しさと紬の可能 性を表現していきたいと願っています。

<作品受賞暦>
1991 『雪山華』 第16回全国日本新人染織展 京都商工会議所会頭賞受賞
1992 『光の雫』 第17回全国日本新人染織展 大賞・文部大臣奨励賞
1997 『葵   陽』 第  5回長野県染織作家展 大賞受賞  他

●賛助出品
エスカレ(重田周作)のジュエリー
帯留・指輪 他

工房
〒386-0002 長野県上田市住吉257-11
TEL0268-24-6070  FAX0268-24-6073

企画・運営
ISHIKAWA地域文化企画室


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