虫倉山登山と居谷里湿原 2000.05.01
長野県百名山の一つで中条、小川、鬼無里の三村にすそを広げている虫倉山(むしくらやま1378m)に登った。虫倉神社から登ろうとしたが,道が狭く車が入っていかなかったのと,猿すべりコースと言われるほど急登との事でコースを変更,不動滝コースを登った。コマドリ,オオルリ、ウグイスのさえずる登山道で何回か足を止めバードウオッチングをした。山麓の集落は自然とうまく調和しており何か温もりを感ずる事が出来、人間が失いつつある心暖かく豊な感性が引き継がれていると思った。
下山後車で30分ほどの大町市の居谷里湿原にザゼンソウ,ミズバショウを見に行った。途中,ダンコウバイ、ヒョウタンボク、コブシ、ツノハシバミ,ミヤマエンレイソウ,アズマイチゲが,沢山咲いていた。カキドウシも沢山咲いていたが中条村では昔から薬草にされ出荷されていたとの事でした。

居谷里湿原ではザゼンソウの見ごろが過ぎ,ミズバショウが丁度見ごろとなっていました。ミズバショウの白と,リュウキンかの黄色が大変映えていた。

ザゼンソウは高僧が座禅を組む姿そのもので花は仏炎ホウに包まれ咲いており、時々白咲きの仏炎ホウも見ることが出来ます。残雪の中,回りの雪を解かして咲くザゼンソウの姿は又格別の雰囲気です。