ストリード
「窓に映る女」
四谷怪談と言うと日本怪談の代表作では有るが。換骨奪胎、と言うかをするとそれがどういう物か?は良く解る感じはする。2時間ほどの映画としてちょっと書く。
2010/11/15
森宮 照
プロデューサーシートに「映画」で。
タイトル「窓に映る女」
概略 四谷怪談の現代的変換
テーマ
表「これは悪夢です」肯定否定
裏「殺せば終わる訳じゃない」否定肯定
永田 栄矢と言う、40に成っても独り身、無職の男が居た。幸い親が資産家で、彼は働かなくても豪奢な暮らし。だが流石に体裁が悪い、と。周囲が嫁を付けようと言う話に成った。ちょうどその頃、借金苦で身売り状態の女性、加奈子が居て、二人は形式上結婚という話に成る。ただ結婚生活は惨憺たる物ではあった。奴隷の様な暮らし、栄矢の暴力の捌け口で、痣のない日は無いくらい。話を聞いた親が加奈子を取り返そうとするが、逆上した栄矢により親はその場で殺されてしまう。家の体裁を考えた栄矢の親はその隠蔽を計り、親は行方不明として処理された。加奈子はそんな状況でも栄矢と共に暮らさねば成らなかった。
だがやがて、栄矢はツテで金持ちの娘、直美と知り合いになり深い関係になる。その娘と一緒になった方が栄矢の家にとっては吉事。彼らは邪魔な加奈子の殺害を計画、毒を飲ませる。次第に醜く腫れていく加奈子の顔。毒を飲まされた事に気付いたがどうにもならない、彼女は吐血した血で「殺してやる」と書き残し、そのまま首を吊って死んだ。
加奈子の死は、もちろん病死として処理され。栄矢は直美と結婚する事に決まる。両者の親は良い関係に成ったと喜ぶが、その披露宴の式場で、栄矢は会場の片隅に、一人の女性が座っている事に気付く。視線を向けるが居ない?直美との情事中も、ふと窓の外を見ると晴れ上がった女性の顔が有って。栄矢は常軌を逸していく。やがてナイフを取り出し、心配して集まった親戚一同が全て加奈子に見えて、彼はその場で次々と殺害。最後には直美も刺し殺し、何度も何度もナイフを突き立てていた。
駆け付けた警察官により取り押さえられ、彼は収監されるも。「心神喪失状態だった」と言う事から、何故か無期懲役になり独房に収監。彼はけたけた笑いながら、毎日加奈子と暮らしている、と呟いている。
end