ストリード(非売)
「ウィザードスクール社へようこそ」
ふと出張版でたとえ話的に出たネタが何となく具体的なので、ちょっとうっかり連載ネタに纏めてみたりするw。ともかくストリードは便利だ。「社長」は大衆の象徴、と見ると漫画的には良いとは言う。
2010/03/05
森宮 照
プロデューサーシート
タイトル「ウィザードスクール社へようこそ」仮
概略 連載マンガのネタ
コンセプト「世界の構造と倫理」
ハード的テーマ「世界企業の運営」否定肯定
ウィザードスクール社、と言う架空の会社で起こる顛末を描く物語だが、その会社は実際は世界を支配している巨大共同体の中核である。
ソフト的テーマ「社長も大変です」否定肯定
ウィザードスクール社において社長の存在はそれ程重要ではない、が。しかしただ座っているだけと言っても大変です。
目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない
ディレクターノート
■導入
ウィザードスクール社。それは世界全ての「会社」、ともかく利益を発生させる事を目的とした組織の頂点に存在する奇妙な組織。その会社では独特の企業運営が成されており、全ての「会社」の予算や権限を、統括的に管理していた。二一世紀に入り、急激な不景気に見舞われた世界は何故か、この一社に統合される事でその不景気による破滅から免れた、が。その後も接収に対して反発する人々により、社内規約による「独自企画」が立てられ、それが原因で戦争状態にまで至る様な事態を数多向かえていた。急激な接収の結果、増大したストレスにより前任者の”社長”が病に見舞われ倒れ。代わりにその息子が社長を引き継ぐ事になる。彼はその時になるまで、自分の家がそんな企業を経営していた事さえ知らなかった。
■プロット
現在の社長である魔奴 あかり(男。二四才)は、ウィザードスクール社の「社長」と言う肩書きを持っている。本社は東京のとあるビルだ。この会社の規約として、「社長は末端社員の平均給与と同じ」額しか貰えない。後で聞く所によると現在、支社は世界中に分散しており、いわゆる「国」は全て支社と言う扱いだと言う。その結果、国毎にどうしても物価が違う事から社員への給与も「その国として適当な額」に合わせる必要が出た結果、社長の給与は急激に下がってしまったのだ。前任者の社長、父親である魔奴 牙射(がいる、54)は、そのストレスから体調を崩し現在は入院中、それまで社長補佐を(自覚無く)努めていたあかりは知らぬ間に、異様とも思える権限を持ったナンバー2になっていたのである。「困ってる人を助けない奴は人として間違っている」そのウィザードスクール社の急激な拡大はその一言が原因だった事を知ったのは、突然引き継ぎを受けた後であった。世界中の企業が困ってしまった結果、それらを全て購入、接収してしまったのだ。
母親である魔奴 野絵(53)は、看護の為に病院で。今は殆ど一人暮らしの状態のあかり。幸い、今のこの会社の社長は殆どお飾りで良い、と言うが。給与は平均給与で、額として今は月額5〜6万円を行き来する日々。父親が健在の頃はそれでも月額二十万以上は貰っていたのだが、今ではアルバイト無しでの暮らしは難しい。あかりの感覚では以前は贅沢とは言えないが、普通の暮らしが、急激に不景気に見舞われ給与が減少しており。「自分の業績が悪いから給料を減らされているのだ」牙射が言うので盛んにアドバイス?を繰り返した結果、あかりが世界を”購入”してしまった事になった。この企業だけが、現在世界で利益を発生させる事が出来ると言うが、アルバイト先さえ見つからない今、彼は苦悩していた。とにかく彼は自身の生活を賭けて、世界最大の権限を使い低いその生活水準を高めねばならない!
■メインテーマ
表「主人公を助ける」否定肯定
主人公はなんとか自身の平均給与を引き上げるべく知恵を懲らすのだが、なかなか難しい。急激に接収してしまった今までの企業が、社長の言う事を聞かないからだ。ウィザードスクール社の理念として、相応責任有るランクになった者は他者の企画無しでは動いてはならない、と言う一文があり、巨大企業らはそれに逆らうが故に今まで通りで、故に利益が下がる。彼はなんとかこの構図を打開するべく、頑張らねばならない。
裏「頑張れば何ともなる!」肯定否定
あかりへの給与が下がったのは、何もかも他の国家を支社として吸収合併してしまった事が原因。ウィザードスクール社に規約の改正は可能か?と問うに「不可能」と言うすげない返答。この社の社長で有る限りは、末端社員が出来る事までしか出来ないのだ。それがこの会社だけが利益を発生させられる原理なのだが、企画は立てられても実行して貰えねば意味が無く。あかりは低い給与の中で、なんとか世界を(自分を)救う企画を立て、通さねばならなかった。しかし世界は比較的冷たかった。
■第1話「ウィザードスクール社へようこそ」
あかりとしてはウィザードスクール社に給与の安さに文句を言うが、取り合って貰えない事から、近場の配送会社に荷物運びのアルバイトとして入社する(規約上、それしか出来ない)。しかし雇って貰ったは良いが、その会社だって決して業績が良くない。しかも原油価格の上昇は会社の経営を圧迫していた。対するライバル会社はこのご時世に異様とも思える低価格を打ち出し、弱小運送会社を全て倒産させようとでもするかのよう。不要に正義感のあるあかり、そのライバル会社というかに訴えに行くが、そこに有るのが従来の独裁体質の壁。弱者を接収する事でしか成長できないと言う競争原理故の横暴により、バイト先の企業は倒産さえ視野に入るが、ウィザードスクール社に存在する調査機関を使用した結果、そこが石油卸しと手を組んでいて、その会社だけが不正に石油を安く手に入れていた事が解る。それを知ったあかりとしては、卸しもその会社も係わる可能性がある、”全ての企画”を拒否する事にした(社長には認可権はある。通常は何でも良い、にはしているが)。結果的にその企業は急激に業績を悪化させて行き、あかりはその社へ出向き「元に戻しませんか?」と尋ねるが、その会社は言う事を聞かず。そのまま倒産(三回目の大損失の発生)という事になっていった。業界はなんとか、元の状態へと戻ったが。
給料その物は微妙に下がり、バイト代は少し上がり。微妙な事態を父親に話すと、「まあ、上手くやったと言ってやろう」そう苦笑した。社長としての職務は、まだ始まったばかりだった。
■この後
この後は比較的コミカル?に、適当な会社にアルバイトと言う形で関与しつつその会社をバックアップするような企画を考えたり、まあアルバイトと言う形で様々な企業に関与しつつ、水戸黄門の様な事をする…感じだろうか。
end