ストリード
「バンパイアミスト」仮
現状を不意に抽象化、的な感覚になる。
掲載 2021/04/24
森宮 照
ストリード
プロデューサーシート
タイトル「バンパイア・ミスト」仮
概略 テレビゲーム
コンセプト「悪夢の中を歩く」
ハード的テーマ「漆黒の森の中」否定肯定
何もかもが薄暗い、そんな環境のさらに奥深くへ
ソフト的テーマ「邪悪が栄えた理由」否定肯定
吸血鬼らは強力だ、しかし彼らが力を得た、そこには理由が
目的 悪い状況の改善
それはない 売れない
ディレクターノート
導入
あなたが物心ついた頃から、この世界は薄暗い世界だった。
聳え立つ禍禍しい塔、うっそうと茂る森、危険な魔物だらけの平原。空にはどんよりとした雲が常に覆い、日差しはほとんどささない。人々はそんな中、細々と作物を育てねばならず、それはでも、ほとんどを、邪悪な魔物らに搾取され、時には人さえも拠出され、帰ってこない・・・そんな環境の中で生きてきた。人間はこの世界で、家畜でしかなかった。
あなたには、少し変わった能力があった。
人が「魔封石」と呼ぶ石を持つと、”それ”がなぜか少し輝くのだ。ただ、それは魔物らには禁忌とされていて、親はそれを隠す様に言い聞かせていた。しかし15歳になる頃、状況に変化はある。突然、だ。この世界のあちこちに何故か、奇妙な”霧”が発生し始め、”それ”に触れた人々は次々と病を患い、死んでいった。主人公の母親もそれに係り、日に日に弱まっていった。悲壮感にうなだれる主人公の前に、不意に、あの「魔封石」が落ちていた。それを手にしつつ、思う。「何の意味があるのだ、こんな」つぶやきは虚空に消えていく。
しかし、その時は変化があった。不意にその魔封石がより強力に輝き、あなたの眼前に何かのイメージを表した。それはやがて女性の姿をとり、あなたに語りかける。「私は外の世界の意思」この世界は外界から遮断された閉鎖された世界だ、魔物らは自身らに追われ、この世界に逃げ込んでいる。あなた方を助けたいが、私達は世界に入れない。だからその為にはあなたが、彼らを倒さねばならないかもしれない。魔封石を集める事で、私はあなたに力を与える事はできるだろう。
そういうと、その妖精はその魔封石を消費し、あなたに奇妙な力を授けた。その能力を用いればあなたは魔物らに対抗する事ができた。あなたは一人、家を出た。身を隠し、魔王を倒すために。
ゲームシステム
オープンワールド的な、ゼルダタイプのゲーム。ただ、敵と接敵すると、設定されている手段で勝手に戦い、ダメージを受けたり受けなかったりする方向。遠距離攻撃もターゲットはポイントできるし照準は追尾もするが、当たるか否か?はスキルの問題になる。
フィールドのあちこちに落ちている?魔封石を集める事で、妖精が自身に新たな能力を付加してくれ、それにより事態が打開されていく、と言う感じ。敵を倒しても敵はアイテムを持っている事はあっても魔封石は持ってない。ただ、大概の魔封石の在り処は魔物らに封印されているんで、それを攻略、解除しなければならない感じ。フィールドのあちこちにある”霧”は、外の世界からの圧力で壊れそうになってるこの環境を守らんとして世界からエネルギーを吸い上げている、その発露としてある。その影響下では主人公もパワーを吸われてしまい弱体化、逆に魔物はよりパワフルになる。
テーマ
表「主人公を助ける」肯定否定
神は居る、と思わないと、この事態は打開し得ないかも。
裏「あなたは神を信じますか?」否定肯定
展開
説明 主人公は情報を集め、世界のあちこちを回り魔封石を集める。
行動 しかし、やがてお尋ね者になってしまう。魔封石の在り処はより厳重に。
事件 紆余曲折はあって、幸いか何とか身分がばれずに協力者に出会える。
解決 協力者らの支援の元、邪悪な魔王と対峙、倒す。
オチ 暗黒は晴れ、外の世界の光が世界を浄化して、世界は救われた。
設定
実際には50年か以前に、王らの下で魔封石と呼ぶものが発明されたが、それがある日突然破裂し、それからこの世界になった、と言う。それは当時の王、その力を絶対にしたが、その王の死去と共に暴走、魔物を呼び込みつつ、破裂してしまった、らしい。世界を閉ざしたのは外の世界の人々で、しかしアクセスをするためには魔封石にシンクロする存在が必要だったがそれが居なかった事が事態の打開を阻んだ。”それ”は王の能力の不足を補い世界を理想に維持する、はずだったが。暴走したそれは「人が支配するから駄目なのでは」と言う理解に陥り、人ならざる物を呼び込んでしまった、らしい。うまく行っていた頃の王の威容は絶対で、人々は”ぞれ”が残した制約に抗えないまま、暗黒の50年を過ごしてきたのだった。
最後に二択がある。魔封石を集めた事で、”当時の理想”が具現化しうる状況。貴方が王になる事も出来るが、外の世界は機械化された「王」により統治され、それはうまく行っている、と言う話。どっちを選んでも、一応はハッピーエンド、とはいえる状態にはなる。
end