ストリード
「アンダーグラウンド ザ サン」仮
 チリ落盤事故に関して、ふと気になったのでちょっとプロットを描いてみたりする。映画として面白いか?と言うと微妙やしれないが。ともかく映画なので細かい所は結構想像でしかなかったりはする。

2010/12/30
森宮 照


ストリード
プロデューサーシート
タイトル「アンダーグラウンド ザ サン」仮
 概略 チリ落盤事故を題材にした映画。

コンセプト「人間の怖さ」

ハード的テーマ「チリ落盤事故」肯定否定
 チリで起こった落盤事故とその救出劇を題材に、そこに有った人々のドラマ。

ソフト的テーマ「英雄」否定肯定
 みんなその辺に居る普通のおっさんですがみんな英雄でした。

目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない

ディレクターノート
テーマ
表「チリ落盤事故は何故起こったか」肯定否定
 殆ど人災に近い落盤事故でしたが、そこを救ったのは人々の祈りでした。
裏「願いは無駄じゃない」否定肯定

プロット
説明
 過酷な労働条件で働くチリの鉱山の従業員達。国のため、家族の為、ともかく自分の生活費の為、様々な理由で働く人々の管理者は、「何とかして利益をもっと出したい!」と、作業現場の安全性を限界まで削る様に担当者には指示していて。この辺りは地盤も固いし補強工事なんかいらないくらいだ、とか言うが別の場所では「今の状態では震度3でも崩落が起こる」と言う事は解っていて。さらに、鉱脈を捜して掘り進むウチにどうしてもループ状と言うか、真上に前に掘った穴有りますよね?と言う状態に成っていって。最深部の作業員らとしてはひしひしと、何らかの危険性を感じつつ、「それでもアルカイダの親玉から特攻しろって言われるよりはマシだよ」とか苦笑しつつ作業を続け、また万が一の事態を何となく想定して、避難所の建設を進言していて。「ここで暮らす事に成ったら、死ぬなぁ」とか言いつつ、また作業を続ける。月日は流れ、その間様々なドラマがあって、作業員達は普通の、ちょっと駄目っぽいおっさん的な生活をしつつ運命の日まで、地下の岩盤と格闘を続ける毎日。
 きっかけは、本当に些細な事件で。「運搬効率を上げよう」と言う事で導入された新型の大型車が地響きを立てて現場に到着した時、その”ちょっと大きめの”振動がそれまで入っていた亀裂の一つを少し拡大し。それからせきを切った様に次第に亀裂が拡大していく。地下で、リーダーの人がふとぞくりとする物を感じて。それで作業員に作業を中止させる。やがて洞窟内に響き始める何かの地響き。「落盤だ!」と言う事で、みんなパニックに成る中を、リーダーの人が避難所へ逃げろ!と指示して、その場の作業員がみんなで一斉に逃げる。その後、洞窟内に大規模な崩落が発生。崩落が治まった時には坑道は塞がり、作業員達は地下に閉じ込められてしまった。
行動
 国中が、やがて世界中が大騒ぎになる。取り残された従業員の安否は?!と言う時、ふと誰かが気付く。「避難所が有った筈だ!」ただし、ここからでは地下700m下。そこを調査するのは至難の業で、上手く行っても何日掛かるか解らない。様々なアプローチが試みられる中、ともかくやってみるしかない!でその作業が始まる。その間、地下では密室の狭い空間に33人の作業員が暮らしている。「地上との連絡は」「付かない」「参ったね」「まあ、いつかこういう日が来るとは思ったが」最初の頃は、結構みんな落ち着いている。ただ食料の問題だけは窮地で、そこはやむなくいつも通りリーダーの指示に従い少なく制限し、時間を稼ぐ事に。地上では閉じ込められた坑員らの家族が神様仏様ともかくなんでも良いから助けてくれ!とか殆ど命がけで祈祷していて、メディアも報道が加熱し、その後に脱出ポット「フェニックス」を創る事になる日本企業の人々も心配そうに報道には注目。しかし事態は悪い方向へ流れる。坑道調査の結果、落盤を取り除く事は困難で、迂闊な作業は二次崩落の危険もある。作業は避難所への掘削に絞られ、それがもし失敗したら諦めよう、とか国の人は言う。地下では生活が困窮を極めてくる、流石に余裕も無くなってくるが。「お前ら暴れるな。アルカイダに送り込むぞ」とか、リーダーの人が言う事でみんな、ともかく落ち着き。お前ら神様って居ると思うか?俺は居ると思う。だから大丈夫だ、とか言うのでまあしょうがない、でみんな静かに体力の消耗を避けて待つ事に専念。トイレとかも溜まってきて、匂いが辛くなってきてて。「ああ、地獄ってこういう場所かなぁ」とか、誰かが呟き。もしここに悪魔が現れたら天国だよな、あれは地獄じゃないよ、とか苦笑。
事件
 が、不意に何かのドリルの音の様な物が聞こえて。みんな起きて、天井を見上げる。地上では「恐らくは。この機械が精密ならね。後10cmで到達する筈だ」とかそう言う感じで掘削が進み。やがて避難所の天井を貫いてドリルが現れる。歓喜する作業員達。不意にリーダーがハンマーを持ち出しそのドリルを叩き始める。他の作業員が何をやってるのか解らない中、その振動が地上でモニターしてる人々に伝わる。「誰かがドリルの先を叩いてる!」と言う事で、一旦ドリルを止め、信号を待つ。モールス信号みたいな感じでやり取りがあり、ともかく生きてる奴が居る!と言う事に。ただこの状態では何名生き残っているのか解らない。一旦引き上げよう、と言う事になりドリルを逆回転して上げようとするが地下で激しく叩く。一旦止め、待っているとまた叩くので、上げろと言う事になり引き上げると。そこには手紙が付いていた。33人は全員無事である!に、世界中がわき返る。
 それから本格的な救出劇が始まるが、なんせ地下700m。ともかく地下への食料とか連絡機器とかを送る通路を何とか確保し生命維持に関してはどうにか光明も見えたが。さてどうやって救出しよう?にちょっと問題が。先に報道を見ていた日系企業から救出方法に関して提案があり、脱出ポットに関してはこっちですぐに創る、と言う話になるので承認、フェニックス計画が始まる。報道があまり加熱しない様に、と具体的な脱出日時は伏せられ、地下へと掘り進む掘削機。同時に日系企業の方ではフェニックスの駆動試験が続き、万全の対策を立ててやがて完成。ほぼ同時期に地下への脱出ルートが開通し、フェニックスが下ろされる。よし、じゃあ誰が最初に出る?と言う話になって、くじ引きしよう、最初にスポットライトを浴びるのは俺だ、とか言い出すがリーダーがふと「俺は最後で良い」と言う話になって、「美味しい所を持っていくなぁ」「ま、リーダーだからな」とかで、みんなで苦笑。
解決
 それで、最初に救出する為のレスキュー隊員が降りてきて歓待されるが、坑内の環境に苦虫な表情。ともかく順番は決まっているらしいので、一人ずつ上げて行く。一人減り二人減り。最後にリーダーの人が「さあ入って」とか促されて入るがその前に。「感謝します、勇敢な人よ」とか、一言残して上がっていく。?とか思う”一番最後に残った”レスキュー隊員の人が、不意に自分の後ろを見る。自分だけが一人、取り残された環境。ここに3ヶ月暮らしていたのか、とかふとゾッとして。やがて地上からフェニックスが降りてくる。つい「神よ、感謝します」とか呟いて、自分も乗り込み、その場から人が居なくなる。
 地上ではお祭り騒ぎ、フェニックスを開発した人々もガッツポーズな感じ。坑道責任者の複雑な表情とか坑員の愛人とか等々、様々なドラマが有るが。ともかく彼らが脚光を浴びている中、最後の救出隊員が出てきて。「どうだった?」「良い経験はしたが、2度とはやりたくないね」「ご苦労w。ま、みんなで飲もうか」とか労われ。最後に「二度と開きません様に」とか呟きつつ、その脱出ルートに蓋がされて、オチ。

end