「ストリード売買規約」
ふと、ネット上でストリードを売る場合の規約などを考えてみた。
ネットに落ちてるストリードを早いモノ勝ちで「買った!」と言った奴が購入者。
が、その後に発生する印税などに関しては支払いは購入者に委ねられる形。
「人間の良識に期待したい」現状の管理者の意向が出ている様だ。
2010/03/04
※掲載に関しての注意事項に少し追加。ストリード、紙上造型共に同じで、一度掲載し(更にお金が振り込まれ)たら掲載場所は少なくとも商品完成後まではその場を動かさない様にして下さい、と言う話。
2010/04/03
 創作のレベルに付いて追加。
2010/11/01
※このルールの使用料は”無料”である。このルールでネタを売り買いする事に関して、その作者へは一切の支払い義務は無い。また、このルールを用いて何らかのシステムを構築した場合、そこでの仲介手数料等に関しても同じく作者へは支払い義務は、無い。著作権その物は放棄している、と言って良いが改変などに関してはその限りではない。

参考
プロデューサーシート
プロデューサーシートメーカー(ストリードの名はここにある)

「紙上造型売買規約」
日本の?場合、特に「見て解る造型」がまず起点として必要らしく。ストリードの前に(或いは中に入れる物として)そういう物が必要な様。いわゆる「キャラクターデザイン」と言う奴。これが入ってないと、日本では(或いは世界でも)ストリードが如何に良い出来でも不可の場合が有る、様だ。

2010/02/22 売買契約に関して追加
2010/03/02 中央造型の売買に関して規約追加

2010/02/21
森宮 照


ストリード売買規約 規定書

・始めに
 本規約は、「ストリード」と呼ぶ創作の原形(アイディア)を、ネット上で円滑に売買する為の規約である。ただし、このルール上での如何なる問題に関しても、この規約作者には責任が無い物とする。

・手順
販売希望者
ストリードを作って売りたい者は、まず下記の形式でストリードをネットにアップ出来る形式にせねば成らない。
形式
 ページの冒頭に、まず「ストリード」と言う一文を記入する。
 ページのHTML、そのメタタグに「賞金振込先」の銀行口座などを指定する。タグ名は”storeed-store”とする。相手が振込先を知っている(或いはHPなどに開示している)なら、特に指定しなくても良い、かもしれない。
 ※メタタグに書くのは、「お金儲けを目的にはしていない」旨を現す為にこういう形式が求められると解釈。また個人情報でもあるので、開示するのは抵抗が有るというのも一つ。
 後は、ストリードの形式、プロデューサーシートとその後のプロット(ディレクターノート)を連記する。
HTML例
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>ストリード</TITLE>
<META NAME=storeed-store CONTENT="八十二銀行昭和通営業部 普通口座649183 クロサキユタカ">
</HEAD>
<BODY BGCOLOR="#ffffff">
<P>
<B>「ストリード売買規約」</B><BR>

このファイルを、ネットのHP等、サーチエンジンに引っかかるだろう所に掲載する。

購入希望者
購入希望者は、ネットのサーチエンジンを活用し、「ストリード」のタイトルを探す。
購入したいストリードを発見した場合は、ネット上に「ストリード購入契約書」を作成する。
それは下記の形式に成る。
形式
 冒頭に、「ストリード購入契約書」の一文を書く。
 次いで、そのストリードの「タイトル」を列記する。
 購入希望者の代表名や会社など、ともかく身元が解る記事を書き、連絡先(メールアドレス等)を書く。
 購入を希望するストリードへの、直接リンクを張る。
 その後に、何処でどういう形で商品化して売るか?を書き込む。

ストリード購入契約書を作成したら、同じくサーチエンジンに引っかかりそうなネット上にアップする。
これで、購入契約を結んだ事に成る。ストリード作者に連絡無しで勝手に制作を始めて構わない。
その後、仮に複数の購入契約書が発生した場合は、購入希望者同士で協議して貰う。そこで制作委員会を立ち上げる、等でも良い。
※ただし、この時ストリードの作者には、特にその辺で連絡をする必要はない。

商品販売後
 ストリードを利用して商品を開発し販売した場合に発生する利益は、ストリードのHTMLにある「賞金振込先」に振り込む事になる。
 ※振込先に記載漏れが有ったとしても、解っているならその辺は臨機応変に対応と言う事で。
規約としては、「プロデューサー料五万円、印税5%(商品完成後一年間有効)、商品には”ストーリープロデューサー名”のクレジットを永続的に付加する必要」だが。特に罰則などは要求出来ないので、購入者の良識に期待する感じ。売上が一千万円とか有っても十万円しか振り込みが無い、ストリード作者の名前が何処にも記載が無い、としてもしょうがない。その代わり、ストリード作者はその商品に関して何の責任も負わない。

注意事項
 この「自由契約型」では、レンタルにしか成らない様です。ストリードの権利は、どれだけお金を作者に支払っても移動しません。また、一つのストリードから幾つも別作品が(絵だけ違うとかで)作られても、それは全て一枚のストリードの”中の”作品と言う事に成ります(要はアニメの1話的扱い)。逆にその場合、その幾つも作られた作品の責任は、全てストリードの作者に集中します。現場にしたらこっちの方が良いかも知れませんが、本当に購入を希望する(権利その物を手に入れる)場合は、ストリードの作者に直接連絡を取り契約書を交わす必要は有るでしょう。”世界”がストリードで、国とか街がその中の派生作品と言うイメージですか。

 またストリードでアップされているから、と言って「著作権関係」までクリアされている訳ではないので。購入希望者はその辺には特に留意の必要。ガンダムでネタが出ているならまずバンダイ以外では購入先が無い、とは言えよう。
一応ストリードを作る人は、大体のジャンルは記入しておく必要は有るかも知れない。
2010/03/04
※ちなみに、掲載しお金が入金されたとしたらこの場合、「絶対に(少なくとも商品完成までは)同じ場所に掲載し続ける」必要が有ります。HPの移動や私的理由により掲載場所が変わる様な場合”契約違反”と等しい扱いをされても文句は言えません(罰金を請求される事も有り得ると言う事で、それに対して反論する権利もないと言う事です)。その辺だけは留意が必要でしょうか。

・終わりに
 要するに「使えるなら勝手に使って下さい。使えた(利益が出た)らお金は適当に振り込んで下さい」と言う話です。本当はもっとシステマティックに機構を作った方が良いのでは、とも思うのですが。現状としては「人々の良識を信じたい」旨の方が強いので、かなり緩い規約には成ってます。「賞金振込先」に付いてはその都度書き込む様にした方が良いかも知れません(気付いたら振込先が間違っている、事は結構有りそうですorz)。ともかくその様な感じで、皆様も一攫千金へ向けれっつとらい?


「紙上造型売買規約」
日本の?場合、特に「見て解る造型」がまず起点として必要らしく。ストリードの前に(或いは中に入れる物として)そういう物が必要な様。いわゆる「キャラクターデザイン」と言う奴。

手順。
デザイン販売希望者
キャラクターデザインを売りたい者は、まず下記の形式でデザインをネットにアップするHTMLファイルを作成する必要が有る。ほぼストリードと同一。
1.ページ冒頭には「紙上造型」と書く(可能ならタイトルにも)。
2.ページのHTML、そのメタタグに「賞金振込先」の銀行口座などを指定する。タグ名は”design-store”とする。相手が振込先を知っている(或いはHPなどに開示している)なら、特に指定しなくても良い、かもしれない。
 ※メタタグに書くのは、「お金儲けを目的にはしていない」旨を現す為にこういう形式が求められると解釈。また個人情報でもあるので、開示するのは抵抗が有るというのも一つ。
HTML例
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>紙上造型</TITLE>
<META NAME=design-store CONTENT="八十二銀行昭和通営業部 普通口座649183 クロサキユタカ">
</HEAD>
<BODY BGCOLOR="#ffffff">
<P>
3.その造型のタイトル(名前)を書き、そのイメージ(写真で可。ともかく”解る”解像度で)を掲載する。
4.そのデザインの値段を書く。これは作者の言い値。二万円なら?そう記す。

このファイルを、ネットのHP等、サーチエンジンに引っかかるだろう所に掲載する。

購入希望者
1.デザインを購入希望の者は、サーチエンジンを活用し、まず「紙上造型」のファイルをネットから探す。
2.気に入ったデザインが有ったら、そのタイトルを確認し、そのタイトルの「紙上造型購入申請書」を探す。
※名前がめんどくさいがここはサーチエンジンで検索しやすいユニーク(唯一)な名前と言う事で。
3.もし購入申請書が無かったら、その後にHTMLファイルを下記の手順に従い造る。
4.「紙上造型購入申請書」HTML規約
 ページ冒頭とタイトルに、「紙上造型購入申請書」と記す。
 購入申請するデザインの「タイトル」を記す。
 そのタイトルが存在する「HTMLのリンク先」を記す。
 その後に、”購入日”を記入する。
 ※もちろんここも良識に任される訳だが。
5.その「紙上造型購入申請書」をネットのサーチエンジンに引っかかるだろう所に掲載する。
6.その後、購入者は「紙上造型購入申請書」に記載した日付の”一日以内に”相手の振込先へお金を振り込まねば成らない。
7.お金を振り込んだ段階で、一応”振り込みを証明する物”を撮影するなりして記載。
8.それにより、”購入した”事に成る。後は自由にそのデザインを使用して構わない。

注意事項
 これもやはり「レンタル」と言う形式で、オリジナルの所有権自身は移動してませんが、「お金を払った」所で、”そのデザインを使用する権利を独占出来る”事に成ります。また、仮に振り込みが重複した場合、先に振り込んだ方が所有権を持ちますが、デザインの作者は振り込まれた金額を返金する必要は必ずしも無い物とします。相手の不注意ですので、その際には諦めるなり連絡するなり作者の良識に期待するなりでお願いします。

創作のレベルについて
現状、特に漫画などの「創作」には三つのレベルがある。
アマチュア
個人創作。市場が存在する国の人口、その1/100迄が上限。日本では百万円位。このレベルでは造型から何から全て一人の独裁が許されるが、その分売上的には伸びない物しか許容されない。現状、技術が如何に高くても「売れない!」場合、技術がプロか国防レベルなのに”これ”を志向している可能性が有る。それは鉄板に素手で殴り続ける様な感じになるんで、痛いほど売れないし、また自らに傷が付く可能性も高い。ちなみに一五年くらい前はこれは普通に許されたし評価されたのだが、ソ連が崩壊しベルリンの壁が無くなった時点で、世界的にも一切の許容が「突然」消えてしまったらしい(後述)。うっかりすると現在の不景気はそれが原因でさえ有る、かもしれない。
プロ
依頼創作。これは人口の上限まで利益は発生するが、必ず”外部の”依頼をこなす必要が有る。ストリードをネットで拾いそれを創る事は「依頼創作」に成るので、それは構わない。現状の、創作の基本ではある。この段階までは、実際は特にストリードを外部から貰う必要は無い、可能性は有る。現場がストリード(ともかく企画書)を書き、上司に承認して貰えばそれで普通に売れる、様な気もするが。ただその結果として会社が大きくなり他と軋轢を起こすように成ると話は変わってくる、訳だ(成長限界)。許された許容範囲を自由市場は簡単に超えるので、そう成った時はどうしても外部の「依頼」をこなす形にしないと駄目、らしい。会社の規模や市場全体の許可範囲で変わってくるが、売上で言うと今は二千万円前後がプロと国防の境だろうか。
国防
国益優先の創作。形式的にはプロと一緒だが、直接的に国の環境へ影響を及ぼしやすい。形式的には「造型」から物語を発生させる、のが国防レベルの特徴。それを中心造型に据えてストリードを創り、ネットに流し、外部がそれを創るとほぼ国防レベルとして適当。日本では「これ(ガンダム)」を一旦描き、それから何か中心造型を描くと”国防レベルとして”高価な物が出やすい筈だ。もちろん「国防」だけ有ってちょっとでも歪むと人々の不満が高いので注意は必要。また国防故に国(の住人)にストレスを発生させる可能性もあり(どうも、多くは”大きく成りすぎる個人創作を倒す”様な感じに成るんで、批判者も多い、場合が有る)、必ずしも「面白い」創作で有るとは限らない。

なぜこんな区分が有るか?と言うと、「現在では共産主義は死んだ」から。創作には人を動かす力が有る訳だが、長い歴史の経験上、それが大きく成りすぎると好ましい結果に成らない。個人創作とは共産主義の種で、それが成長してやがて個を押しつぶす様な事に成るので、それが潰えた現在では、大きすぎる物は禁止に成った。もちろん外部依頼をこなしても危険は危険なので、現在では更に「プロデューサーシート」と言う枠が有る。
 形としては、これでストリードを創った者(個)と、それを実際に創る者(多)が共存出来る事に成る。多の側がストリードを創りネットに流す事ももちろん可能だが、そのネタを自分達で創る事だけは許されない(やっても批判される)。意識として、ストリードを外部から買って創った場合、作者は誰に成るか?が重要で。ストリードの作者を「作品の作者」には出来ないが、かといって作品の作者(監督)はこの作品を考えたのか?と言うと、違う。「作者が居ない」状態に成るが、これにより中心人物が居なくなるので何処まで巨大に成っても共産主義には成らない。この形で無ければ現状、高額な創作は許容されない訳だ。

これを守る限りは、ネットでの創作は認められる筈だ。ネットは巨大な雑誌社であり、そこに「商品として」掲載される為には上の規約を守らねば成らない、と言う認識が適当かと思う。

end