ストリード
「リターン・フロム・ザ・マイハウス」仮
バンクーバーオリンピック開幕時に描くと言うのもどうかと思うが
2010/02/13
森宮 照
プロデューサーシート
タイトル「リターン フロム ザ マイハウス」
概略 有るスノボプレイヤーの軌跡を描く二時間くらいの映画
コンセプト「ネバーギブアップ」
ハード的テーマ「冬季オリンピックの大舞台」肯定否定
オリンピックの大舞台、衆目注視の壮麗さ、沸き上がる観客の声援等々。巨大なオリンピックを舞台に、そこを目指し活躍する選手らの苦闘とか、そういうのを描く。
ソフト的テーマ「悔しさ」否定肯定
スポーツマンシップは決して勝つ事だけに拘る訳じゃ無いが、しかし負けは悔しいし、負けっ放しは辛いし。その辺を跳ね返そうともがく所にこそドラマは有るのだろうと。
目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない
ディレクターノート
テーマ「主人公を助ける」否定肯定
スノボ選手が主人公。流行に乗って始めたスノボ。知人らの前ではでかい事は言うが、実際はメンタル面がちょっと弱く。でも大会でも勝てない理由を微妙に設備が環境が観客が、と周囲のせいにしていて。しかし、そんな彼も練習を重ねるウチにうっかり入賞してしまい、なんだか冬季オリンピックの代表枠に入ってしまう。最初の頃は「まあ勝てっこねーし?」的な感じで気楽にしていたつもりだが、日に日に高まるプレッシャー。やがて現地入り。その巨大さと熱気に圧倒され、「これは、違う」とかつい呟いてしまい。最初に監督から「マスコミ関係者も居るから服装はきちんとしろよ?」を何だか無視してあえて怒られるだろう事をしてしまう主人公。その後大問題になり、選手団の責任者から「出場は辞退させる」とか言われるが、監督はそれを却下し、あえて参加を決断。それにより全体的に選手団も雰囲気が悪くなり、仲間内からも「俺達は国を背負ってここに来たんだぞ?!」とか怒られる状態。だったら何で辞めさせねぇんだ!とか言いたい所を自嘲的に苦笑して受け流し。ともかく大会開幕。次々と高得点が出る中、主人公の番が来て。そもそも日本勢の国際ランキングは低く、他の参加チームからも甘く見られていて。1回2回と何とか技は決めるが冴えが無く、そのまま三回目のトリックで体勢を崩し転倒、そのまましかし、何とか体制を立て直すがスピードは落ちたままで。ただ、自己最高記録よりは僅かに劣る感じで?それで何とかゴールはする。結果順位は十三位、下から数えた方が早いくらいで。自嘲的な笑みはゴールした後も続いて。
その後、その成績がニュースで報道。日本の選手団も怒り心頭な感じで抗議の電話が殺到。日本の応援団も怒っていて、「もうお前日本に帰ってくるな!」そう言い放つ。そうは言うが、そうも行かない主人公。やがて大会閉幕。スノボ勢はもちろん一つもメダルが取れないまま、日本に帰っていく。もちろんあらかた予想されていた結末、特に誰も主人公らを責める人々は居ないが。主人公は部屋で電気を消し、拳を握りしめる。
主人公はその後、あまり変わった様子も無く、再びスノボの練習に励む。幸いスポンサーも見つかり、前のオリンピックから応援してくれていたヒロインとも、その後は割と良いムードになり。ただ、何となく試合に対する意気込みが変わってきていると言う感じで。やがて次のオリンピックが到来。代表選考会に望み、訓練の結果あってか高い順位で入賞。オリンピック出発の前にヒロインが「行ってらっしゃい」と言うと、でも彼は「まだ、帰って来れないかも知れないけど」とか漏らす。今度は大した問題も起こさず、そのままオリンピック開幕。競技が始まり、やがて主人公滑走。練習の成果が出る感じで、しかし四位入賞、メダルには届かず。TVでは日本勢快挙!とか四年前とは大違いな扱いだが、しかし主人公の表情は晴れず。マスコミの取材に、「申し訳有りません。またメダル、取れませんでした」と、そう呟いて、言葉少なくその場を去る。帰国。
ヒロインから祝福とかされ、何となく結婚とかを臭わすも。主人公は「まだ俺は、”ここ”には居ないんだよ」と呟いて。部屋から出ていこうとして。「何処に行くの?」と聞くと、「練習」と答えて。また次のオリンピックへ向けての鬼のような訓練が始まる。
それから、訓練と大会を繰り返し、実力も上がっていって。やがて次のオリンピックが近づき。マスコミからもメダルの期待が高まる!とか評価され、その前評判通りに代表に入り。マスコミに「次こそは、メダル取りたいと思います」とか決意の会見。それを観つつヒロインがふと、理解した様に「そうだよね、帰って来なきゃいけないから」とか、呟く。
やがて三度目のオリンピック開幕。メダルの期待が高まるので優勝候補からも注目されていて。彼ら相手に「今度は負けませんよ。俺は強くなってます」とか不敵に言う。やがて優勝候補が最高得点を叩き出し、高まるプレッシャー。次のプレイヤーが八年前の自分と似た感じで転倒。回想。しかし「俺は、帰らなきゃいけないんだよ」と呟き決意の表情。やがて自分の番が来て。滑走開始。最初ちょっと力んで体制を崩すが何とか凌ぎ、次々と大技を決めていく。実況も興奮して、これはかなりの高得点に行くかー!とか入り。最後のトリックを決めてフィニッシュ。その時点で二位!主人公、その場で歓喜の絶叫を上げる。
で、やがて次々とプレイヤーが滑り。二位の位置は暫く動かず。最終走者がすべり終わった次点で主人公は銀メダル獲得。日本で見ていた応援団総立ちで喜び、ヒロインも「やったね」とか涙流して呟き。表彰台で銀メダル掛けて貰いつつ、晴れ晴れとした表情。マスコミから取材されて、「これで俺、やっと日本に帰れます」とか言って。
んで、閉幕。主人公、銀メダルを胸に帰国。出迎えるヒロインを思わず抱きしめて。ヒロインが、「お帰りなさい」と言うと。「帰ってきたよ、俺、日本に帰ってきたんだ」と。涙流してそう言って、それで周囲を応援団に囲まれつつ歓迎されて、オチ。
裏テーマ「諦めたら負けです」肯定否定
end