ストリード
「プレハブ小屋で創ってます」仮


借家から始まった巨大企業、ってのも有りますがまあ。
ちょっと色々と面倒な問題、その打開を目指さん。

掲載 2019/06/02
森宮 照


プロデューサーシート
タイトル「プレハブ小屋で創ってます」仮
 概略 とある青春系アニメ?

コンセプト「選択」

ハード的テーマ「日常」肯定否定
 とある高校生らの、微妙にアブノーマルな日常

ソフト的テーマ「人それぞれ」肯定否定
 全てが全て、おなじ物差しでは測れない

目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない

ディレクターノート
あげちうのブロマガ「この物語はフィクションです(=゚ω゚)」を題材にしての、とある青春群像劇。



導入
小さな頃、自分は一つの約束をしてた。
−私が奥さんね、貴方は旦那さん−
−うん−
”その”施設での、ちょっとした”おままごと”の末だ。
それが今、高校生に成った時、そこに居る。
とある、致命的な事態を伴って、だ。
僕はまだ、高校生だった。
”それ”を考えるには、二人は今、近くあり過ぎた。

ラフ
主人公を、場末のゲームセンターの店員にしようか。
バイトでそこに居るが、そこは既に廃業も秒読み。
主人公は高校で、一応はパソコン部に所属し、ゲームとか創ってる。
売れるゲームが無い。なら、自分で創るしか?と言うオチも有って。
猶予が無い、自分は今、何をするべきか?
と言う訳で、主人公はまず、大学への進学を諦めてしまう。
ゲームセンターの店員に成る事をなんか、決意。
もちろん、同時に自分ら?で、ゲームを創って提供する、それをする為に、だ。
施設に有る、小さなプレハブ小屋を手に入れる、”そこ”が彼の、開発施設だ。

二人の女性はその時、彼に対して、どうするだろう?


展開
主人公の高校生は、とある埼玉にあるゲームセンターで、バイト?をしている。
良くも悪くも客は、居ない。ともかく運営してる叔父さんが既に高齢で、廃業は遠からず、と言う話だ。小遣いにも成らないが、ともかく好きなゲームに触れていられる、主人公としては良い環境、しかし。
「客が居ない」のは、自身の目指す将来?それに関しても、ちょっと懸念だ。

主人公には幼馴染の、今では恋人がいて。その子も、良く手伝い?には来てくれる。
しかし、もちろん早熟と言うべきだろうか、今のこの状況では将来が有りそうもない。
やっぱり夢は夢でしかないか、ちゃんとした大学へ行って、しかし。
今の自分の状況で、どの程度の大学が狙えるだろう?そして。
主人公には一つの秘密があった。自分は幼い頃に、養子縁組で貰われてきたのだ。
今も不意に、当時の事が思い出される。そう言えば付き合った「おままごと」で、夫と妻になったあの子は今、どうしているだろう?

その事態は不意に、緊急性を持って発露した。
”その子が”高校二年の今、この学校に転校してきたのだ。
驚いた主人公だったが、それは彼女も同じでそして、やっぱりと言うか、聞かれる。
主人公はその時、何といって良いか、解らなかった。

怪しい?その三角関係は、ストレスと共に続いた。
叔父さんはゲームが好きだったが、流石に当時、自分で創る事は出来ない。今なら解らないがもう、自分も高齢だ、幸い自分はこのままなら年金を貰える状況だが、このゲームセンターはまあ、続かないだろう。それはそれで、昔話、だ。叔父さんは過去に、妻と別れていた。ゲームセンターの運営で借金が出来た時、その被害を切る為だ。”その”娘にもつらい辛い思いをさせてしまった、自分の先は無い、それで良い。

しかし後に、致命的な事態が発生する。その”娘”が実際は、「転入してきた女性」その人だった、のだ。ともかく経済的な問題は、そこに有る。触れない方が良い話もそこに有って、しかし。

ゲームセンターの斜陽は、どうにもならない何かとして迫りつつあった。
自分が所属する、そのプレハブ小屋のパソコン部は、そこでちょっとした提案をする。

「今度の文化祭に、自分らでゲーム基板と、ゲームを創って出そう」

今なら、少し古い基板なら安い。それを改造し、ゲーム筐体に搭載して、自分らでゲームセンターのゲームを創るのだ。主人公は考えすぎるタイプだろうか、このプレハブ小屋もまた、叔父さんからの借家だ。なら、このまま、ここに居られる?

ともかく!文化祭の為に!ゲームを創る!と言う目標に対して、協力する女性らと共に、何だか時間と関係は過ぎて行き、やがて文化祭へ。一応は、盛況ではあり、その事実を持って、主人公はそのゲームを、叔父さんのゲームセンターへ置かんとする、が。

叔父さんは、それに対して難色を示す。お前は俺と、同じような道を歩みたいのか?

その先へ踏み込めないまま、主人公の創ったゲームはプレハブ倉庫の中に仕舞われた。

時間が過ぎていく、女性二人との関係も細かく進展?と言うか、混沌には成っていく。

やがて進路を決める時期がやって来て、主人公はそれでも、大学進学を止め、プレハブ小屋でのゲーム制作、それを志す。それは様々な混沌の結果、だ。何となく、”ここ”に居る限り、何かは壊れない気がする、そんな説得に叔父さんも折れ、ゲームセンターの一角に、”それ”を置く様に成った。

人気の様な、違う様な。話を聞いた幾つかのゲームセンターからも引き合いがきて、それは一応の「市販品」それとして、販売される事に成った。主人公らの開発した汎用ゲーム基板は、同人界隈で話題に成り、少し数が出て、やがてはメーカーから量産化の話も出る。叔父さんの家庭も、良くも悪くも寄りが戻る?感じで、二人との関係は、微妙な強弱の中に置かれつつ、ともかく主人公は、自身の居場所を”ここ”に決める事に成った。

ともかく、夢は大きく持とうか、堅実に。

そんな意味不明な呟きと共に、高校を卒業したその3人での旅行は、始まった。


テーマ
表「主人公を助ける」否定肯定
 普通に生きたい僕は、既に普通では無い。
裏「普通が一番」肯定否定


ともかく二人から詰め寄られ、「どっち?」を問われる主人公。
どっちも切り捨てる?事が出来ない、にも拘わらず共に、選択の猶予が無い。
高校を卒業する時期が迫っている。その時、進路は或いは皆を、バラバラにする。
だから、二人とも?何だか意識的には…追い込まれている。
どっち?

一応、帰結的には「普通」両方、そう言うオチを目指す…訳だが。
それと共に、場末のゲームセンター、その救済への一案を目指す、と。


end