ストリード
「鏡の向こう」仮
森宮のメインページにある小説「シークレットオブマリオン」の、或いは雰囲気を真似た感じ。周囲全てが人形な世界の中で、ふと想う何か。
2011/10/14
森宮 照
プロデューサーシート
タイトル「鏡の向こう」仮
概略 シークレットオブマリオンみたいなアニメ映画
コンセプト「人形に宿る命」
ハード的テーマ「日常生活」肯定否定
ごくごく普通の日常生活の中に紛れている、何かの別の世界と言うか。
ソフト的テーマ「絶望」否定肯定
状況としては無理じゃ無さそうなんだけど不可能、と言うか。
目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない
ディレクターノート
イメージ
自分の付き合っていた女性が、実は人形じゃないのか?と思い始める男の話で。
テーマ的に、それに気付きつつも日常生活を普通に送る人と、その意識というか。
次第に解って来る世界、最後に主人公も、自分もまた人形だった事に気付く、が。
いつか”彼ら”が帰ってくる時まで、僕らはこうしていよう、とかでオチか。
プロット
主人公の大凪 雄一(21)は、大学二年生。一年留年後に入学した並みの大学で、
少し年上の川島 優(24)と出会う。優の方はそのまま卒業してしまって、今は、
彼女は社会人になったが、雄一はまだ大学生で、そしてまだ進路を決めかねている。
平和な時代、交通事故死がまず0。車は全て電子制御されていて中央コンピュータ、
それから統括的にコントロールされている。衝突はまず起こらない世界、それにふと、
主人公が疑問を持つ所から物語は始まる。
”それ”に対しての疑問を優一は優に語ると、逆に優の方がおかしい、とか言われ。
平和で何が悪いのか?社会に出たらそんな事気にしてられないとか語られちょっと、
衝突。それからと言う物、デートで映画を見に行っても楽しめないというか何かの、
コントロールをされている気がしてくる。他の人々はそれに対して疑問を思わない。
だんだん、何かがおかしい?様な気がしてくる。この世界は人間さえ制御されてる。
それでも雄一は、優と共にその理由を調査しようとし始める。優も溜息を付きつつ、
雄一に協力、情報を集めていくが解らない、と言うか。肝心な所が何故か抜けてる。
何かの苛立ちを優に向ける様に、ちょっとアブノーマルな情事を始める雄一。だが、
その最中に、彼女がふと、人形である様な気がしてくる。特に証拠は無いが、もし?
その疑問が頭から離れなくなって、自分以外の全てがもし誰かによって制御されてる、
人形だったら。何をしても無駄の様な気が。
彼はそれから、世界をこんな風にした?理由を探し始める。奇妙な考察に没頭して、
優に呆れられつつ、次第にしかし、何かが動いていく。彼の予想通りと言うか自分が、
その秘密に気付いたら”相手”は何かのリアクションを起こす筈だ、その結果なのか、
奇妙に暗示的なメールが入り始め、彼の疑問は次第に確信へと変わっていく。世界は、
誰かの理想通りに成る様に、コントロールされているのだ。
やがて届く招待状、その先にある洋館。誰もいないその館の、奧の部屋へと誘われ、
その地下へと歩いていく。その奧にある部屋には、奇妙なモニターや計器が整然と、
並んでいて、動いていた。動き始める機械。再生される記録。映る姿は雄一と同じ、
姿をした人物。語られる真相。この世界は我々が、第二の世界として創った領域だ。
人間は何故、この世界から全て居なくなったのか?別の世界を見つけたから、だ。
人間には、この世界は長くは居られなかった。ただ、ここでの美しい記憶とかは。
失い難かったから。ただそれだけの為に、残しておく事にした世界。全ては虚構、
それはもちろん雄一さえも。ここはまだ、残った人間が居るかもしれない場合の、
そんな部屋。それは記録映像でしか無くて。人間であれば早くここから出る事を。
そう言い残して、記録は消える。
彼らは帰りつつ、ホテルとかで情事をしつつ。これからどうするべきか考える。
ともかく明日も続く、世界は平和だ。自分達は創られた存在だった。ただそれは、
何だか、どうでも良い事だった。「だって、自分は人形だから」、雄一の呟きに、
優はちょっと苦笑しつつ、「それでも多分貴方は、出来の良い人形よ」そう笑う。
雄一もやがて大学を卒業し、優からおめでとうとか言われつつ。果てまで続く世界に、
ちょっと苦笑しながら。またいつか、”彼ら”は帰って来るんだろうか?ふと考えた。
end