ストリード
「口裂け女の伝説」仮


ちょっと、実際には何か、アンリアルエンジンと「口裂け女」のソフトには何らかの相関関係あり?と言う感じから、この辺にも。
面倒と言えば、面倒。

掲載 2021/12/21
森宮 照


タイトル「口裂け女の伝説」仮
プロデューサーシートに「ゾンビU2 デモンズディ」を使用
概略 探索型FPS
ディレクターノート

主題 過剰の怖さ
情景 豪邸の探索
描写 ホラーFPS
注意 それは目に見えない
主張 人間の業
矛盾 見えない物を如何に


導入
 貴方は、密かに館の調査を依頼された探偵、である。その大きな館はしかし、10数年前から空き家となっていた。あまり表沙汰にしてほしくないと言う話、この館の主は惨殺死体となって発見されており、そしてこの館に忍び込んだ者もまた、おなじ死に方をしている、らしい。資産価値が下がるので、維持はし続けているが、最近は警備員も怪しい女の声を聴いた、等言って、警備もし難い状況に為っている。何とか、建物には傷をつけない様に、原因を見つけてほしい。

貴方は、その、旅館と言っても良い様な、奇妙でさえある巨大な屋敷に、そうして足を踏み入れた。


状況
この館の地下には更に巨大な地下空間があり、そこには「口裂け女」が封印されてる。
この場所は最初は、ほぼ更地だった、付近に人影もなく、話では昔、陸軍の工場が有った跡地だと言う。その後、様々な理由で農作物も育ちが良くないからか荒れ果てていたが、この館の主は、30年は前にこの場所に、この家を創り始めた。有名な実業家の、老年の道楽だ、そう思いつつも。家が完成してから10数年で、その周囲には町が出来、今に至っている。奇妙な程に、その館で暮していたのはその主だけで、他の人々は定期的な掃除や会合などの他は…ほぼ住んでいなかった、らしい。

しかし、それは20年前から異変に晒されて行く。近隣に住む人々の中で「口が耳まで裂けた女を見た」と言う噂が広がって行き、街は不安に包まれていった。館の主はそれを必死に、奇妙とさえ言える程に否定するが、しかし。その主自身が、やがてその館の中で、口を耳まで裂かれた上に、惨殺されて殺される、と言う事件が起きる。目撃者も居らず、事件はお蔵入りしてしまう、が。その後も定期的に、そう言う事件は起き続けた。館の主が亡くなってから、その家族らはこの場所を様々に利用しようとは考えたが、それは彼ら自身も「口裂け女」その亡霊を見る、と言う事態に至って今も、具現化していない。

そして、街には数年周期で、”そう言う死に方”をする奴が出ていた。「口裂け女」の噂話は、そうして奇妙な真実味と共に、この街を覆っている。


真相
本来この地は、生物兵器的な物の秘密裏な研究所としてあり、地下にそれは存在した。最初は、人間の次なる母体を創る、みたいな研究の果てに、女性体が創られた?が。それが、結論では化け物になってしまった。それを当時の研究者らは地下室を封印する事で封じた、が。それはその地下室で長い年月を生き延び、そして、魔力さえ発露し始めた。それは人を呼び、自分の存在意義を満たさんと、更なる進化を求めた。
それに呼ばれる様に、その金持ちはその場を発見し、幻視か何か、「口裂け女」その幻影を見てか、そこに豪邸を建てて、口裂け女を復活させよう、そう考えた。
ただ、良くも悪くもそれは、「その美女を自分の物にしたい」と言う事だった事から、館は彼女を封じる為の物として構築されており、それは十分な封印として機能はした。結果、地下空間の封印の解除には成功、彼女を館に発露させる事は出来たが、問題はその真の姿を見た時、主は自身が間違いを犯した事に気づいて、それを再びか封印しようとする。しかしその後、主は精神を乗っ取られ、地下室へ自身で赴き…結局はそこで殺された。

その結果、しかし彼女は暫く、地下室で静かにしている事になる。

それからもちろん定期的に、館は保全はされ続けたが、その度に何かの問題は発生し、ここは呪われた館となった。

実際には、地下の広大な空間に居るのは凶悪な怪物、顔だけは女性のそれ、みたいな奴でしかない。
ただ、問題は彼女は自身が、製作者らの「理想」で有る事を今も求めており、その結果、自身が最高の存在である、と言う”それ”を目指している。この結果、自身の存在と衝動が原因で人を殺してしまうと、「それ」で彼女は後悔?し、暫くは大人しくなる…と言う行動を繰り返している。
結局、意味的には彼女自身の”存在の過剰さ”が犠牲者を創る訳で、その時点で「失敗作」に為ってしまう、そこに彼女の憤りがある、訳で。完璧なのに、何故?的な。

”それ”をどう消すか、という感じ。


展開
 館の探索をすると、定期的に幻視に襲われる。そして気づくと館の中から出られなくなっている。そのうち、館の主が残した記述を発見していく事で、地下への通路が見えてくる、が。”それ”は部外者対策で、かなり複雑な仕掛けによって隠されてる(うっかり入れない様に、かと言って怪しまれない様に、インテリア的なモノを偽装して通路が隠されている)。地下室への扉を発見し、その地下を探索する事で、本物の口裂け女に遭遇、それを、館で見つけたモノを用いて、何とか倒さねばならない。
その時に、適性なモノを構築して居れば、”それ”は一つの美しい人形になって、この事態は治まる。

※「彼女を創った研究者の、間違いを指摘していく」と言う、それは、意味があるだろうか。ともかくここでは、”そう言う面”でのアプローチは提案して見る。館の主は、自身の能力への過信だろうか、彼女を創った研究者らの”不足”を埋めようとした。そうじゃなく、「それは過剰だ」という主張と実証、それを用意し、結果と共に相手に示すと。



end