ストリード
「はやぶさ帰還 〜小惑星イトカワの微粒子〜」仮
 はやぶさが小惑星「イトカワ」の微粒子を持ち帰っていた!と言うのはちょっと感動的な吉事なのだが、何がどう凄いの?とか価値があるの?と言うちょっと寂しいツッコミが主流の今、少し書いてみる。

2010/11/20
森宮 照


プロデューサーシート
タイトル「はやぶさ帰還 〜小惑星イトカワの微粒子〜」仮
 概略 はやぶさ帰還までの経緯を描いた2時間程度のドラマ

コンセプト「希望を持つ事の意義」

ハード的テーマ「ジャイカの苦闘」否定肯定
 主に「はやぶさ」の設計から発進、そして帰投までの経緯をドラマティックに描く訳だが主にそこで語られるのは。はやぶさを創ったスタッフの苦闘と言うか熱意というか。

ソフト的テーマ「努力は無駄じゃない」肯定否定
 はやぶさが帰還しえたのは、やっぱりスタッフの執念というか努力の結果であって。或いは失敗の可能性も有ったし意味的に言うと微妙だがそれでもこう言うのは大事だ。

目的 作品的成功。
それは無い 目的を達成しない

ディレクターノート
テーマ
表「諦めたらあかん」肯定否定
 設計製造迄の経緯と、その後の苦闘を描く2時間程度のドラマ。
裏「願いは無駄じゃない」否定肯定

あくまでドラマなんで、実際の映像はラストの大気圏突入シーンのそれしか使わず?後は殆どCGとかで再現の方向。プライバシーの観点も有るので、多少事実とは異なる描写は有って良いし、登場人物は全て、俳優さんを使う方向で。

プロットラフ
説明 まずははやぶさ計画立案までの過程と、予算を得てスタートする迄の経緯。
行動 ロケット製造、それから発射され、順調に到達コースに到る迄の人々の微調整。
事件 イトカワ到達、しかしちょっとした気のゆるみ?から、はやぶさの着陸に難が。
解決 帰還コースに入るも、衝突の衝撃で機体は不安定に。スタッフの意地と技術。
オチ 何とか無事に?帰還。中身は絶望的だったがそこに、微かなイトカワの微粒子。

プロット
後の計画主任である教授が、審議中にふと言う。「見てみたいよね、まずイトカワの岩石を」。正直予算の問題からスペースコロニーを建造しようとかガンダム創ろうとか言う夢?はことごとくとん挫wする中、日本人が名付けた小惑星があり、ともかく外宇宙の粒子を採取すれば地球上には無い鉱石が存在する可能性が有って。そこに、或いは地球上では打開し得ない問題を解決する”何か”が有るかも知れない、と言う「説明」が始まって。「イトカワの岩石採取」に対して必要な予算を試算するに何とか成りそう?と言う事で。国を相手に計画承認への必死の攻防が始まる。「何の意味が有るのかね」とか感受性皆無?とか罵りたくなる政府官僚を相手にねばり強い交渉を続けてようやく承認、設計が始まって。

 とは言うが、予算内での試行錯誤の繰り返し。そもそも計画内容がちょっと「無理?」とも思える困難さ。搭載可能な重量、射出時の衝撃、耐用年数その他もろもろを考えるに宇宙空間の過酷さをどう乗り越えるか。事前の話し合いが連日続く内に、それでも何とか光明が見えて、しかし殆どは「イメージトレーニング」でしかない?感じ、後は運です。しかし頑張ってる事に成果が出ないって事は無いです、とか言う?教授の断言を後押しに建造が進み、ロケットに搭載され、そして打ち上げられる。射出後展開、安定し、到達軌道へと乗って一安心。ただ微かな出力低下、がその後報告される。この時は、特に支障は出ない、が。

 それからは、もはや毎日のお祈りが仕事、みたいな感じで。到達までの経過はほぼ順調、スタッフにも色々ドラマとか有り、その間もはやぶさは飛び続けていて。やがて数年が過ぎ、いよいよイトカワへ接近、着陸、と言う事になる、が。当初はコンピュータのシミュレーション通り、の筈が。ロケット射出時に見えた微妙な出力低下により姿勢制御に微妙な誤差が直前に発見、急制動の信号も間に合わず衝突。その衝突の結果か破砕用の弾丸も射出されず、パニックに陥るジャイカだが、それでも制動を担当するスタッフとか教授とかがその場を鎮め何とか2回目の着陸に挑み、付いた、らしい?で、一旦は離れる。悲壮感に陥るスタッフらだが、それから更にはやぶさから送られる情報は目を覆いたくなる様な切なさ。やがて信号が途切れる。もはや帰還は絶望的、とも言えるが。

 一旦は途絶えたはやぶさの信号を再びキャッチ、はやぶさはなんと、”自力で”地球を目指し帰還コースに付いていた。しかし送られる情報を見ると最悪。ただ事前のシミュレーションにより内部の構成を再設計出来る様にしていた事が幸いして、使えるエンジンと姿勢制御装置を「組み直して」推進用ロケットを復活させ、地球への帰還コースを取らせる。その後も神経をすり減らす微調整が続き、やがて帰ってくるはやぶさ。「でも、成果は何も無いのでしょう?」と誰かが言うが。「でも、我々の努力は無駄じゃ無かった。これ以上の成果はなかなか無いです」とか苦笑しつつ返答の教授。大気圏へ突入、計画通り脱出カプセルを放出して燃え尽きていくはやぶさ。スタッフはその光景をただ、涙を流し見ていた。

 やがて、回収されたカプセルの調査が続く。無駄とも思える徒労の連続。ただそれまでの経過と、何かに突き動かされる様な思いの中で。やがてスタッフはそこに、イトカワの微粒子を発見する。はやぶさはミッションを達成したのだ。歓喜にわき返るジャイカ、でオチ。

エンディングテーマ案
「希望の星」
希望の星は、希望の星か。
行って見なくちゃ、解らないから。
羽ばたいて、果ての先へと向かう。

何もない空間の中で、夢に見るのは、そんな星の姿
誰だって、そこに。行った事が無い場所に。一人、彷徨うように。
繰り返した、毎日あがいた、そんな、末に見える世界は
きっと希望の、通りじゃないだけど、それは何かの、重さと共に

青い星は、もう彼方だけど。遠くに居ても、何故か見える様に
願いは、それを、載せた何かは。見えない手のひらで誘いながら、
明日へ続く、その思いと共に。芽を出して、果てへと伸びるように。

やがて、大きく、咲くのでしょう。

end