ストリード
「ガンダム著作権規約」仮
 色々考えるに「ガンダムは認証機関である」と言う面があり、しかしその辺で「何を認めるか?」に対処しようのない混沌が存在する様で。なので、その辺でちょっと纏めて提案してみる。
ガンダム規定
ガンダム著作権規約
「このストリード自身は無料」と言う事にはしてみる。

2011/08/11 ガンダム規定の「それは無い」を「売れない」に変更。
2011/09/09 ガンダム規定に「主役はどっち?」物語の概容、を追加。
2013/11/13 ガンダム規定に「ゲームの認証に付いて」を追加。
2020/07/14 ガンダム規定に「クローンについての扱い」を追加。


2011/02/10
森宮 照


ストリード
プロデューサーシート
タイトル「機動戦士ガンダム」
 概略 日本を代表するロボットアニメ

コンセプト「戦争は仮想現実の中で行おう」

ハード的テーマ「リアリティ」否定肯定
ソフト的テーマ「リアルな人間模様」肯定否定

目的 現実の戦争を、仮想現実の中で昇華消失させる。
それは無い 売れない

ディレクターノート
作品テーマ
表「世界を救う」否定肯定
戦争は悲惨だから無くなった方が良い。確かに人間同士の軋轢は戦争の火種では有るけど、人の知恵を使えばそれは永遠に回避する事が出来る筈だ。
裏「戦争はいらない」肯定否定

■ガンダムとは何か?
 大ざっぱには、まず「ガンダム」と言う名前の中に「現実と殆ど変わらない領域」が、ある。その中に、例えば貴方が発表した(人に見せた)物語が、人の姿で暮らしている(仮想モデル)。その人物(キャラクター)は、その物語を性格として多数決の結果を意思として存在し、活動をしている(掲示板の一つのスレッドでの論戦の結果、勝った意識がそのキャラの行動を決めている、或いは発言に成っている、と言うか)。なので自分の物語、例えば甲子園に出場して活躍した!経過等は本人の意思に係わらず”この世界の中ではキャラとして存在してしまっている”訳で、それにより、非常に元のモデルに近い事は時々ある(本人がその時の自分の信念を貫く様な事をすれば、キャラクタとはシンクロし続ける様な事になる)。
その人物らが使う(可能性のある)兵器が「モビルスーツ」で、それは実際には外部から購入されてもたらされる(なので、実際には現実と殆ど同じ、とは言っても購入した時点で突然MSが出現したりする訳だから、内部を本当に調べたら現実と全く一緒、と言う訳には行かないだろう。感覚ではあくまでもゲーム)。それらがその兵器を用いて領土争いの様な事をする訳だが、それをもって人間は「戦争をした」とする事で、実際の戦争を回避しよう、と言う構想。それが長い年月を経て現実的になってきた、のが今のガンダム。

■ガンダムは世界的な認証機関である
 恐らくは本来、ガンダムは単なる紛争解決機構、でしか無かったが。歴史的に「第2次世界大戦で日本は米国側の反則負け(原爆を使った事による)で世界王者に成っている」ので。ガンダムの玩具には少し違う役割がもたらされてしまった。「”現実に”存在する文化として認めて良い物」が、どうも主にMSという兵器に成っている。これがそのまま「認証機関」(いわゆる認める認めない)に成っていて、つまり、”ガンダムの玩具として”その文化を表すMSが存在しない限りは、その文化は認められない訳だ。これは日本だけの話か?と言うとどうもそうでは無く、世界レベルの事の様。概念上、物語はあくまでも「そのMSをPRする物」でしか無く、理想を言えばMS(兵器)さえ人々が買えばそれで兵力に成り得る。それにより、貴方が支持する物を強力にバックアップする事が出来る、訳だが同じように相手もMSは購入出来る訳で、買えばすぐに状況が良くなる、訳でも多分無い。その観点で言うと、ガンダム内部の物語(現状)は、そのMSが登場するストーリーとは殆ど関係が無い。劇中でちょい役でしか無い兵器が、実際にはもの凄い使える兵器で有る事は多々ある。また物語では凄まじい強さを誇っても現実的には使えない、事も恐らくは多い。

■ガンダムにおける物語の重要性
 が、流石に「人間の心理」と言うか、好き嫌い、認める認めないさえも、「形だけ有れば解る」訳には行かないので。まず物語が良い物で無いと、MSの玩具は売れる、と言う感じにならない(そのMSの存在が疑念視されてしまう)。「ガンダムは認証機関である」と言う観点で行くとこれはゆゆしき事態で、物語が面白くないのでMSが売れなかったと言う事は「その文化が理不尽な理由で認められない」と、そう言う意味になる。戦力的に言うと「財力は有っても創らせて貰えない」それによって負ける、様な事に多々なる訳で。ガンダムにとってストーリーはあだやおそろかには出来ない代物ではあるが、基本的には「記録映像」的なニュアンスが強い筈で、これで世界を救う!とか言う方向は考えない方が良いかも知れない。何よりも「嘘は描かない」事が寛容ではある(ゲルググの腕は曲がらないが、逆説的に「これは仮想現実である」事の意図的な証書の様な物なので、そういう所はそういう物として把握の必要は、ある)。

■主役はどっち?
 紛争解決機構である、として。対立するどちらを主役側にするか?は大きな問題。定義としては、
「劣勢な方が主役(ガンダム)側で、主役側が勝利し、状況を打開する話を創るべき」
とは言える。平等性を維持する為には必要な事で、これにより優勢側には戒めを、劣勢側には希望を、与える事で状況?のバランスを取る訳だ。ただ、”普通”考えて絶対に無理、と言う事態はある。一機で政府に対しテロ活動を始めて、でもこの場合結末としては負けて、潰えるしかない。それはとにかくプロットを出した時に自然と許可が出る、とは思われる。劣勢側(主役側)に普通考えても勝利の可能性が有る限りは、如何に現実を知る人々には負け確定でも、劣勢側が勝つ様にするべきなようだ。

■”介入”の概念
 ただし、「ガンダムのMSが現実の文化その認証を表す」と見た場合、ガンダムの物語は現世と結構繋がりが深く、例えばそれを操る、様な事が出来ればそれは「現実を」動かす事も可能、と言う視点が無い事もない。漫画やアニメのキャラ、その台詞に現世の人々が影響を受けたりするが、そんな感じで、ガンダムの物語として認証できる良い結果に至る物語を作れた場合、それは現世に直接影響を及ぼしやすい、訳だ。ただ要するに逆の視点もあり、これは「ガンダムにおいては」非常に危険な行為である、とは思う。現状ではそういう創造系の物語、には重い制約があり、”世界”その物の同意が無い限りは起動しない、と言う概念が有るから、そのつもりで物語を創っても何ら悪い事は無く良い結果に至る、としたらむしろ歓迎すべき事、でもあるが。そこまでの責任(或いは権限)を物語を創る人々に求めるべきかどうか?には、疑問や懸念は有る。近年のガンダムが失敗?する事が多いのは、その重さ故かも知れない。

■SDガンダム
 所で「SD(スーパーディフォルメ)ガンダムとは何か?」と言うと、実はガンダムの本体、とさえ言える玩具。これがガンダムに対して「疑問」を向けていて、それが存在する事でガンダムは上の形を維持している。「それはガンダムじゃないのではないか?」の苦言を彼らが無言で告げている訳だ。「可愛い」と言う物は、逆に言えば自分に治せる駄目さを持っている、と言う意味で。SDにしてしまう時点で、どんなに欠点の無いMSで有ろうと可愛くなる。「元の存在より上位」から見る視点を強制的にそのMSへ与えるので、逆にそのMSは常に批判者、疑念者を身に纏う事になり、故にそれはそのMSで有り続けられる訳だ。「無形の物」を創る場合は絶対に必要な概念らしい。1を創る為には、”必ず”−1を創らねばそれは存在出来ない訳だ。

■プラモデルと完成品の違い
 ガンダムの場合「異世界で実際に使う兵器である」ので、少し普通の玩具とは違う。普通の玩具は、”山を見に行く”くらいの意味しか実際はない、が。ガンダムの場合は「使い方をキャラに理解させねば使えない」と言う面がある。その使い方(何が出来て何が出来ないか?)を理解する為の「教習、訓練」と言う意味合いなのが「プラモデルを創る」と言う行為。故に、昔散々創った、と言う人は(その人に係わるキャラクタは)「モビルスーツの操り方を知っている」ので、実際には小さな完成品で良かったりする訳だ。

■戦争は無くせるか?
 この無形の紛争解決機構が有れば戦争は無くせるか?と言うと難しい、かもしれない。「見えない」領域、何となくでしか無い事は信用して貰いにくく、実際に戦って結果が目に見える形で出なければ、戦意が消える、と言う所までは行かない様な気はする。その上で「TVゲーム」と言うのは相応大事な存在ではある、現実にその局面で対戦したらどうなるか?を「見る」事が出来る玩具だ。ただ、そのシミュレーションは正確か?と言うとガンダム内部ほどには正確にはまあ、ほぼ出来ないとは思うので(作者は神様ではなく、想定外と言う事は多々ある)。逆にゲームの存在が余計な衝動や無駄な挑戦を産んでしまう事は多々あるか、とは思う。それでも、「最後はじゃんけんで決めよう」くらいのレベルに戦意を落とす事は可能で、日本が平和なのはこの存在故である、とはここでは言う。

■”ゲーム”の認証に付いて
 現実の無形文化要素を、ロボット的に表現する事で認証を図る「ガンダム」の造形の中で、おそらく唯一”し難い”(無理では無いし、存在しない訳では無い)のが、「ゲーム(主にTVゲーム)」の認証で、何故か「一部が機械的な女性の裸体」に成ってしまう(MS少女をもっとエロティックにした感じ)。全年齢に対して提示するモノを目指す時、これは唯一の例外に成ってしまう。具体的には「エロックスガンダム」が”それ”に相当する。どうも作中では「金色塗装」が、その「女性の裸体」的なニュアンスを示す、らしい。”色はユーザーにより変わってしまう”ので、必ずしも正確な認証では無いが。「”それ”は金に等しい価値がある」と言う事で、「ゲームだったら認証されたモノの中での最大値を適用する」と言う事にしてみる。”それがゲームだったら”良い悪いは無い、「全て良い」訳だ。ゲームとは「万人に同一条件の環境を提供し、その中での優劣を”図る”(創る、的なニュアンス)モノ」と言う事にはしてみる。ゲームが何故認証し難いか?と言うと、この「万人に」と言うのがほぼ不可能だから、だ。古いロボットアニメの外装が、大概ぐんにゃり曲がったりするのは”万人適用に多少の漏れがあるから”だが、処女航海と言ったり、機械的なモノは多く女性的イメージを持つ場合が多く、ガンダムも結局は”それ”に通じるんでそうなる。「万人」に対して%がどんどん下がっていくと、ロボットも人間(の女性)っぽくなる訳だ。

■”クローン”の扱いに付いて
 物語的な観点で、ガンダムにも時々「クローン」と言う要素が出てくる、が。この辺は現実と同じで「存在しない」と言う定義には成る、少なくとも宇宙世紀には。宇宙の定義としても、「個性は存在する」宇宙には分子一つであろうと”同一”の物はない、と言う理解の上で、クローンと言うコピーは存在が否定される。「紛争解決機構」としての要求として、「リアリティ」を問われる際も、他者の創った物を安直にコピー出来る、と言う事は、感情論の観点でも難はあるし、つまりリアリティが無い。この感覚の結果、クローン計画的な話は、実際には失敗してるか少し違う物、という事には成る。


end


ストリード
プロデューサーシート
タイトル「ガンダム著作権規約」仮
 概略 ガンダムの制作権を外部が買ってガンダムを創る方法

コンセプト「ガンダムは認証機関である」

ハード的テーマ「ガンダムはアニメです」肯定否定
 まず「アニメである」と言う事を大前提に、その上で「それを創る」つもりで様々な物を認める、と言うか。

ソフト的テーマ「自力で何とかしなさい」否定肯定
 ガンダムの中で自分に係わる要素が存在しなければ存在さえ認められない訳だが、しかし「好ましい評価になるかどうか?」は自力でどうにかせねば成らないスキルの問題。

目的 円滑で公平で問題のない存在認証の実現
それは無い 目的を達成しない

ディレクターノート
まず、「ガンダムは認証機関である」、これを創った際に登場させる要素が、”それ”を認めるかどうか?の要素に成る。売れれば認められるし、売れた分だけ「その要素」は売れても良い物になるし、売れなければ例えプラモデルまで創ったとしてもその要素は「売れてはいけない物」になる。と言う事を踏まえた上で、”自己責任で”購入者にはガンダムを創って貰う。

ともかく、ガンダムの著作権を持っている所に、定額で600万円を支払う。
バンダイ、創通、サンライズ、で所有していると思うので、各時に200万円ずつ。
その後の内容に関しては、”権利を購入した所の任意”に成る。
ただし、売るかどうか?はその3社が?或いは”物を見て”決める事には為る。
その際にはどんなガンダムなのか?を「ストリード」の形にして提出する必要。
これは強制とはしたい。

ガンダムは「認証機関」なので。その作品の評価が、そこに登場する”要素”の世間の評価になる、と言う事を理解し同意した上で、自分らで世間様が納得しうる物を創って貰いたい。例えば自分の会社の「市場」を認めて貰いたいと言う時、適当だろうと思われるガンダムを創る、事になる。
内容に関しては著作権を持つ所は特に管轄はしない、が。プラモデルにするとかの権利は別の話としてある(ゲーム用にガンダムを創っても、バンダイがプラモデルを創ってくれる訳じゃない、と言う話)。制作した作品や要素が売れても売れなくても、特に関与はしない方向。

追記
”これ”で創ったガンダムの中に登場する要素(モビルスーツなど)が、「ガンダム」と言う紛争解決機構の”中”で使って良い兵器(或いは存在する物)、と言う事になる。ガンダム世界の中はその物語とは全く別の領域があり、ユーザーは自分の買った兵器を用いて仮想の戦争を行い、結果によって自分の陣営の言えば「なわばり」を守ったりしている訳だ。それは「実体の有る玩具」、造型を模して、プラモデル等として創られた物が”それ”に当たる(それがないと兵器としては使えない)。もちろん、登場させる「物語」が良い、売れる方が、実際の戦力としては当てに出来る物になる、とは思われる。

end