ストリード
「機動炎王伝 バーニングガンダム」仮

なんか気づくと「カミキバーニングガンダム」も発売されてて、ふとBF系に思い出。
ともかくカミキバーニングはデザイン的にちょっといい感じがない事も無く。つい。
最後、ちょっと雰囲気とノリだけで押し切ってしまうモノはあるが、まあ。

掲載 2015/09/12
森宮 照


プロデューサーシート
タイトル「機動炎王伝 バーニングガンダム」仮
 概略 ガンダムの新ネタ

コンセプト「正義は勝つ」

ハード的テーマ「群雄伝」肯定否定
 数多の激しい戦い、その中での人々のドラマ

ソフト的テーマ「神王の剣」否定肯定
 その世界を創ったと言う、神王の剣とは何か

目的 商業的成功
それは無い ガンダムが出ない

ディレクターノート
「ビルドファイターズ・トライ」に登場した、「ビルドバーニングガンダム」に関して、カミキバーニングまで発売された所で、ちょっと考える何か。割と「ビルドファイターズトライ」準拠っぽい事も無い。


とある異世界。剣と魔法の世界だが、機械があり、モビルスーツと言う人型巨大ロボットが存在する。それは、元は戦争の道具だったが今は国家の象徴的な、そう言うモノになって居た。戦争などナンセンスな、平和な時代が長く続いていた。

かつては、戦争が有った。世界はバラバラで、しかしそれを統一した王が居た。その「神王」と、それが使った「ガンダムジーク」と言う、MSがあって。それに逆らえる奴は誰も居ない。そして王の統治は平和かつ安定していて、人々はその楽園を当たり前の事だと思っていて。長く、本当の?戦いを忘れていた。戦いはあくまでも、競技的な物でしか無く、命懸けのそれはナンセンスで。知らず知らず、その世界は何かの弱体化を見せていた…平和は突如、破られた。

突然の、宇宙から飛来した巨大宇宙船に寄る、侵略。それは神王の城を破壊し制圧した。人々はその敵になす術もなかった。王家に連なる主人公も同じで、彼らはその時、逃げる事しか出来なかった。僅かなる、王家に伝わるMSの資料だけを持ちだしたが。彼らにはその時反撃する力は無かった。

世界はあっさり、侵略者の手に堕ちてしまった。
人々は受け入れるしかないまま、侵略者に統治された、忌まわしき暗黒時代が始まる。

それから約、8年の月日が流れる。

主人公達の居る反乱組織により、ビルドバーニング完成、反撃開始。とにかく「勝てる!」事を示す為に、彼らは敵と戦い続ける。次第に隠れていたレジスタンス達にも反乱の機運が。合流しつつ、ゲリラ戦を展開して、敵を排除し、戦力を増強していく。
敵の方は、基本的にエネルギーを母船に依存しているので、母船を破壊されると全てのMSは動きが止まってしまう構造(逆に母船さえ破壊されなければ、かなり強力なパワーも使える)。現地人にMSを与えて反乱をされても困るんで、基本的には数が無い。周囲から反乱の機運に対処する為、より強力なMSを製造して対応するが、次第に劣勢へ至っていく。

敵は、現地人の反乱を前にして、「ガンダムジークを復活させよう」そう考え始める。それを使えれば、彼らは抵抗出来ないと言う。ただそれがあると言う扉は厳重に閉じられており、今もって何故か、開かなかった。ともかく「その扉さえ開ければ!」そんな夢想に縋る様に彼らは、逃げる選択肢を忘れたかのように、籠城戦へと至っていく。
反乱軍にて、トライバーニング完成。しかし、彼らの前に敵のディナイアルガンダムが立ちはだかる。ビルドバーニングを解析して創ったと言う彼らの試作型ガンダムである。それに苦戦しつつも、やがては倒す事に成功。ただその結果、トライバーニングもダメージ大。大改修の必要が。

カミキバーニングが出来る時に、そのディナイアルガンダムとの戦闘で得た力により、色々あって特別なソードが付く。「敵は悪である」それを断言できる条件さえ満たせば万能の力を示すと言う、ガンダムの剣。それはかつてジークが持っていたと言う伝説の”それ”を模した物だと言うが。模倣である、恐らくは本当の力には叶わないだろう、彼らがガンダムジークを手に入れてしまう前に、何としても彼らを倒さねばならない。

最終決戦が始まる。巨大な居城へと侵攻する反乱軍。倒されて行く敵。主人公は城塞内部へ突入、最後、城跡の遺跡、そこにジークが有る、と言う神殿の前での最終決戦があって。その、ジークへ至る城の扉は開かない。扉の前で、敵の首謀者との最終決戦が始まる。激闘の末に、勝利する主人公。敵の宇宙船、そのリアクターも破壊され、敵は潰える。

勝利したのち、反応する様に、ジークが眠ると言う扉は主人公の前で開く。そこにジークは確かに鎮座していたが。主人公の到来を待っていたかのようにそれは、その場で崩れ落ちていく。玉座だけが残っていて。主人公は静かに、手にしていた剣を、その玉座に置いて、その扉を閉じる。世界は平和に戻った、数多の犠牲と共に。


end