ストリード
「未来兵器ディランダー」仮
 ちょっとついでに特撮ネタも考えてみる。良くも悪くも挑戦的なネタ、と言う方が面白いと言えばそう。

2011/06/01
森宮 照


プロデューサーシート
タイトル「未来兵器ディランダー」
 概略 TV特撮一年物の新ネタ

コンセプト「特撮だってここまで出来る!」

ハード的テーマ「トランディ」否定肯定
 特撮的映像で有りつつも雰囲気でトランディと言うか。

ソフト的テーマ「リアリティ」肯定否定
 現実的な感覚、もう一つの現実、的な方向性と共にドラマ性も重視しつつ。

目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない

ディレクターノート
概容
敵は恐竜みたいな奴だが、それを4つ足の獣的ロボとかが撃退する感じ。
D:RUNDER>Dへ向かい走る物、とかそう言う意味。ディランダー。Dは危険とか?そう言う意味。重量を支えつつ機動性を上げる為に4つ足に成っていて。背中に或いは各種オプションを載せたりする。空中換装されたりもする。各種バリエーションが有る。要するに非人型”のみ”が戦う訳だが。コンセプトは「非力さでも知恵を使えば何とも!」みたいな。その「非力である」、と言う象徴として非人間型。今一つ頼りない、乗ってる奴ら次第、と言う。
一応ディランダーは最後まで人型ロボットには成らない、と言う感じだが時と場合かもしれない。

「ディランダー」自身は現代科学の発展で創られた物だが、ハッキリ言うと非力。
敵はやたらとパワフルで、それを何機かの非力なディランダーでなんとかする訳だ。
大事に成るのが人の知恵。正面切って戦っても勝てない。
各機に必殺技があり、最終的には”それ”で止める感じ。殆ど自身の質量を武器にした体当たりなんで、外すと痛い。

その出現は予想されていたが技術的にはコレが限界、とか言うシチュエーションで。
「鬼牙(きが)」とか言われる、巨大で強力な怪獣。今のままの状況が続けばやがては実体化してしまうだろう、人間の何かが産み出す脅威。
 ディライダーを使う彼らは、国家的な?支援は受けてない独立遊撃部隊で。とにかくひたすら立場が悪い、政府からは鬼牙の脅威故に、なんとかお目こぼし貰ってる感じ。政府内での何かの思惑もあり、なんとかしろとか言われるが見返りは無い、切ない状況。
予算は同意者の多さからかかなりあり、設備はかなり充実しているが政府の締め付けが厳しい。動く上ではいちいち承認を得る必要があり、様々な理由で大概は遅れる。

テーマ
表「主人公を助ける」否定肯定
 主人公達は鬼牙の発生を予測していた人々だが力及ばず、しかし気合いでどうにかします。
裏「頑張れば何とも成る」肯定否定

結局、世界の構造その物が原因で鬼牙は発生する訳で。ディランダーが頑張って倒したって根本的な解決には成らない。社会構造の”何か”を変えねば成らない訳だが、政府?側はそれを変える事に消極的であると。

時事ネタかもしれない。鬼牙が発生するのは、原子力を廃止する後に導入した「水炎式リアクター」とか言うのが原因で。”水”を「消失」させる際に発生する高いエネルギーを発電力として利用しているが、これを使うと鬼牙が発生してしまう(水はこの世界にとってもの凄い重要と言うか?だから、それを燃やす失う事に関しては非常に強い抵抗感がある、と言う理解で)。コレが解ったのは、原子炉を全て止めて代換えした後。原子炉ほどの巨大施設も要らず、同じくらいの発電力があり消失する水もそれほどは多くない、が。それでも世界中で一万年とかコレを使い続けたら世界の海は干上がってしまうだろう、そう言う代物。代換えされ稼働した”後に”解った事だし、一万年後ならまあいいかな、と思っていたら鬼牙の兆候が出てきて。どうしようか?と言う事態。

最終的には原子炉の復活、水炎式リアクターの廃止を決断、でオチになる。

プロット
説明 巨大な鬼牙が出現、その時、ディランダー出動。倒すが、政府はディランダーには消極的らしく、行動を容認はして貰えるが微妙に非協力的。
行動 度重なる出動、増大してくる鬼牙の危機。だが事はエネルギーに関する事象で、何となく水炎式リアクターの危険性は解っているが、ディランダーを使う人々の発言力が強まる、鬼牙は脅威である!と、水炎式リアクターの否定に繋がりかねないと言う裏の思惑がある。政府内の思想的対立が表面化してくる。
事件 やがてディランダーを運用する人々へも研究協力要請が密かに成される。なんとか今のままで、と思うが彼らも交えて調査の結果、水炎式リアクターが稼働する限りは鬼牙が発生し続ける、だが状況から言って直ぐに止めると言う訳には行かない、と言う事が割とハッキリしてきて。
解決 電力需要の増大と共に、強力に成っていく鬼牙。因果関係もハッキリしてしまい、停止はやむを得ない、との政府見解へ。原子力の復活はやむなし?に流れていって。
オチ 主人公達にしてみると、水炎式リアクター肯定側だったので。戦う理由を微妙に失った感じ。良かれと思ってする事が、必ずしも良くなる訳では無い、とは思いつつ、多少ほろ苦くオチ。

設定
敵(鬼牙)は、水炎式リアクター施設を目指して(それを止める為に)大概は海から出現し、侵攻するので。基地が一カ所あって、”それ”から各地の水炎式リアクター施設へ直通の地下通路が存在する。かつては原子炉の使用済み燃料棒とかの廃物を埋める為に掘られた洞窟を拡張した物で、コスト的に、なんとかディランダー一機が通れるかどうかの規模しかない。リフトアップポイントに到着するとゲートが開きリフトアップし、それから搬出形態から戦闘形態へと変形して戦う。大概は一機では足りないので、同じリフトアップポイントから、何機かが順番に運び出される感じ。流石に日本中に原子炉が存在するので、内部トンネルがリニア化されていても、相応の時間がどうしても掛かってしまう。幸いというか?水炎式リアクターを採用しているのはまだ日本だけで(懐疑的な視点がまだ多かった。様子見)、しかも発電力が高く、今の原子炉の半分で賄える訳で、設置数自身はそれ程多くない。故に防衛せねば成らないポイントは限られては居る。

原子炉が、一度大規模な事故を起こした後なので、世界は原子力に消極的。水炎式リアクターが誕生した時は正に夢のエネルギーの如く持て囃された。誰だって「水が燃料になる」なら幾らでも良い、とは思っていて。また枯渇まで何万年、とか言う話にはリアリティも無かった。少々の発電では鬼牙も発生せず、だから人々は、研究者さえも、「気付かなかった」。やがて日本全ての電力を賄う様になった頃から”鬼牙”が出現する兆候が出てきて、それは水炎式リアクターを破壊しようとする様になった。理由は解らないが、なんとか防衛せねば!と言う事になり、企業体のバックアップを受けてディランダーと運用組織が創られたが。因果関係がハッキリするのが物語後半。「鬼牙は水炎式リアクターを動かすから出現するんじゃないか?」と言う疑問が出てきて調査が始まり、違って欲しい、と思いつつでも事実でした、と言う結論。なんとかならないか?に機構上の問題とかを調査再検討するが、物理法則に関わる事なんで無理と言う結論。度重なる鬼牙の損害の大きさ、ディランダーでも防げなそうになる事態、それは原子力の危険性にも勝るとも劣らないレベルへ至って来て、それで政府も水炎式推進派も折れざるを得なくなる。緊急に止める訳には行かないから、”それ”までは主人公達は鬼牙の防衛をせねばならないのだが微妙に後ろめたさ?と言うか、やるせなさの様な物も有る中を、やがて原子炉の再稼働が法案として提出され、国内だけじゃなく国際世論も巻き込んで事態は紛糾するが、鬼牙の現実の脅威を前に水炎式リアクターの廃止、原子炉の再稼働が決まり。切り替えが済んだ辺りから、鬼牙も発生しなくなってしまう。主人公達は人々を守る為に戦っていたのだが。”それ”は結局、かつて自分達が否定した物の復活という結末を産んで。何となくやるせなさの様な物を感じつつオチ。

end