ストリード
「ダークリベンジャー」仮
 ハードパワーを馬鹿食いするような、DOOM的なゲーム!というのをちょっと考えてみる訳だが。そうとも、みんなスターウォーズが創りたいのさとか。

2011/04/24
森宮 照


プロデューサーシート
タイトル「ダークリベンジャー」
 概略 ドラマティック3DFPS的ゲーム

コンセプト「まるで現実の様」

ハード的テーマ「実写の様な画面」肯定否定
 3Dとはとても思えないリアル感のある3D映像の中を微妙に非現実的に動き廻るモンスター、とか。

ソフト的テーマ「人間の怖さ」否定肯定
 登場するのは恐ろしいモンスターだったり人智を超えた様な存在だったりするが、”それ”を産み出したのは人間だったりする、とかそういう。

目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない

ディレクターノート
概略
 DOOMに代表されるFPS的ゲームだが、主人公は画面に映っていて、そのカメラ視点がかなり目まぐるしく変わる感じのまるで映画の様なゲーム。

ゲームデザイン
「十字スティック」で、自分が前後左右に動く。どちらかの方向へダブルクリックでダッシュする。ただこの場合、”体力”を使う。
「旋回ボタン」を押すと、スティックを横に傾けた方向へ廻っていく。またこのボタンは「ジャンプボタン」でもあり、ダブルクリックするとジャンプする。
ターゲットマーカーが出ていて、その周囲に照準範囲が表示されている。
「照準ボタン」を押すと、敵が照準範囲に居るなら最も近い照準を自動的にロックオンする。ロックオンするとその敵をセンターに捉え続けようとそっちを向き続けるが、敵が照準範囲の外に出ると解除。ロックオン状態からもう一度押すと解除。押しながらなら視点をスティックの方向へ動かす事が可能。
「ショット」ボタンを押すとターゲットマーカーへ向けてショット。
「アイテム」ボタンを押すと、アイテムウィンドウが出て、選んだり装備を変更したりする事が出来る。ただしその間もゲームは動き続ける。
HP制で、無くなるとゲームオーバー。
また「体力」と言うパラメーターがあり、一定量以上下がるとダッシュ出来なくなる。また余り下がりすぎると移動速度も下がってくる。アイテムを使ったり休んだりすると回復はする。

ただし、基本的にカメラワークはシステムが勝手に決めていて、その場所に行くと場合によっては「敵の後ろから」自分を見る様なカメラ視点に成ったりする。かなり目まぐるしく変わる感じ。しかし、カメラワークがどうあれスティックを使用した際の移動の方向は同じ感じ。

「照準」ボタンは、「調べる」ボタンも兼ねていて、ボタンを押しっぱなしにして周囲を?見回す時、何かある所ではメッセージが表示され、一定範囲内に近づくとセレクトメニューが出る。選択すると然るべき変化が起こる。


ストーリー導入
 人類が宇宙に進出して、火星探査が進む西暦2320年。火星に建造された人類最初の鉱物採掘都市「レーラシティ」に突如、異様な怪物が出現し、人々を襲い始めた。怪物が出現した際に、偶然都市の外へ地質調査に出ていた主人公らは助かるが、しかし都市から逃げ出した人々の中に主人公の妻の姿が無い。家族がまだ都市の中に居る!事に驚愕した彼ら。救援隊の到着を待っていたら或いは手遅れになる!事から、彼らは単身、家族を助け出す為に魑魅魍魎の巣と化したレーラシティへと挑む。

設定
 レーラシティがこの場に建造された理由は、実はそこに火星人の先史文明の遺跡が有った事が大きい。そこで得られるオーバーテクノロジーを都市を作った巨大日系企業「マガワ」が独占しようと画策した。しかし、地下に存在したその旧火星人の居住区?らしい環境は異様な広さを持ち、調査は長期化。やがてマガワのスタッフはそこでコールドスリープしていた異様な?エイリアンを発見する。ラミアと名付けられたその女性的なエイリアンを調査している際に彼女は復活。ラミアは生きており、強力な思念波によりその場の研究者らはマインドコントロールされる事になる。密かに進むラミアの計画。その女王エイリアンが目覚めた事で地下施設の設備は次々と活性化し、洗脳されたマガワの研究者により「リベンジャー」と呼ばれる戦闘生命体が作られた。そしてそれが暴走、彼女はレーラシティを占拠し人類支配?を画策し始めたのである。

展開
 最初はレーラシティの外から突入、通路を通ってリベンジャーと戦いつつ妻を捜す。やがては地下施設への入り口が見つかり突入、広大な地下空間を戦いながら、散発的に集まる奇妙な情報。やがてなんとか避難していた妻とか、生き残りの人々と出会う事が出来て、いろいろと事の顛末が解る。ともかく今は地上へ!と言う事で、人々を先導して地上へ戻る主人公達。その辺で宇宙軍の救援隊到着、これでなんとかなる?と思ったら、火星の地下施設から巨大な対空砲とかが救援隊へ向けて出現し、救援隊を撃ち落としたりしてくれる。
 再び現れるリベンジャーらから逃げつつ、解析に成功した情報には、リベンジャーをコントロールしているらしい「ラミア」と呼ばれるエイリアン?の情報と、その目的が印されていた、なんと人類抹殺。詳しい意図も解らない中、苛烈に成っていく攻撃。宇宙軍では正直どうしようもないかもしれない、と言う状況へ陥る。今、なんとか地下施設の情報を持って潜入できるのは主人公達だけ、と言う事から再度の突入を決定。死線をくぐり抜けてラミアと対峙し、なんとか破壊に成功する。それと共に動きが止まる地下施設。しかしその後に明らかになるラミアが作られた目的、人類との関係。そこに、何かの切なさの様な物は有った。ラミアはただ忠実に、待っていただけだったのだ。”彼ら”を。

 ラミア自身は、古の火星人により作られた存在で、一種の軍隊制御AI。火星で戦争が起こった際に、劣勢に陥った一部がラミアらを創って残し逃げだし、地球へやってきた。本来はラミアが火星の敵対勢力を駆逐してくれる事を期待したが(当時の彼らはラミアをコントロールする事が出来た)、地球へ到達の際に見通しが甘かったと言うか、彼らの文明は当時の状況では何一つ地球環境上では使えず、恐竜などもおり、船を破壊されたりして、火星へ戻る事も出来なくなったまま、彼らは地球へ順応せざるを得なくなる。文明を失いつつも、やがて彼らは地球人類の始祖と成った。火星の方では、彼らが残したラミアを中心にした戦闘生命体により人類は抹殺され、彼らは役目を果たすと眠りに付いた。蘇った彼らはただ命令を実行する為に、人類の滅亡を画策しただけだったのである。

レーラシティはその後も、マガワの所有物のままで。その地下深くではまだ、彼らによってリベンジャーの研究は続いていた。

end