ストリード
「青空ラーメン」仮
 料理漫画は難しい訳だが、料理の本質に迫る!とか言いつつその辺何も描いてない辺りが何とも。

2011/01/04
森宮 照


プロデューサーシート
タイトル「青空ラーメン」仮
 概略 32P程度の料理漫画。

コンセプト「才能だけでは勝てません」

ハード的テーマ「料理対決」肯定否定
 主人公と敵が料理創ってはお客と対決して勝った負けたの漫画の中に、それを巡る人々のドラマが有ったり。

ソフト的テーマ「料理として大事な事は何か」否定肯定
 主人公には特殊な味覚が有ったりと表だっては料理の本質に関しては描かない方向だが、内容としては割と本質に迫る感じの。

目的 商業的成功
それは無い 目的を達成しない

ディレクターノート
表「主人公を助ける」肯定否定
 神の舌を持つと言う主人公、ちょっとした弾みで料理対決をするハメになるが。主人公舌は肥えてるが料理はした事が無いという状態の中で、ともかく相手に勝ってしまう。
裏「鍛練無くして成功は無い」否定肯定

説明
主人公の川下 直也(十六才)は自称B級グルメハンター。食べればどんな食材が使われているかすぐに把握出来ると言う超能力的な舌の持ち主で、それ故か商店街では彼に「美味しい」と言わせればヒット間違い無し!と一目置かれるご意見番扱いされていた。そんな折り、隣の町に旨いラーメン屋が出来たと言う事で友達に誘われ出向く事に。「風雷麺」と言う店で、何だか大繁盛、また店主の技も遠目から見ても確か。出されたラーメンに舌鼓を打つ友達だが、直也はちょっと舌に触る感じに、微妙な不快感を感じる。把握出来る食材からリストアップしていくと、まず単純に「高い」。高級な食材が殆ど採算度外視で使用されており、純益など殆ど成さそう。「こんなんで利益に成るんですか?」つい聞く主人公に店主は不気味な笑みを浮かべて答える。「利益の問題じゃない。私は店をもっと大きくしたいのでね」その言葉にちょっと剣呑な物を感じる主人公。
行動
 案の定、と言うか。その店は主人公の馴染みの商店街にも大々的な出店を計画しており、あのラーメンがやってきたら或いはウチは経営が成り立たないかもしれない、とかちょっと暗い顔のラーメン屋店主。味その物は決して負けていない!(微妙に嘘)と言う事で、ラーメンの改良を申し出る主人公。最初は主人公の舌によって丁寧に食材を吟味していくが、やはり値段の壁は厚く、単純に改良したラーメンは好評ではあるが、風雷麺にはやはり勝てない感じ。また悪い事に、風雷麺の店主が噂を聞いて、風雷麺のラーメンを更に安くする、と言う行動に出る。これでは勝てない!と言う状況に陥る主人公達。
事件
 ともかくそれまでは、実際には創るのは店主のオヤジ、自分は食ったり意見を言うだけだったが、自分でも麺とかを創る事を始め手ほどきを受けるが甘くない道。ともかく自分で麺を打つ事で原材料費だけになるので安い、が。人件費考えると明らかに割に合わず、また風雷麺で使われる高級な麺には微妙に程遠い感じ。チャーシューなどなど基本的な事から試行錯誤が始まるがそれでもその中で、風雷麺に感じた「違和感」の正体が何となく解っていく。トータルコーディネイトと言うか、高級食材同士はバラバラに創られている為に、個々が自己主張し過ぎていて打ち消しが有る。また高級食材に依存している事で、何かの甘えが有る、と言うか、料理人が食材に負けている、と言うかで下拵えに若干の雑さが有る。その辺を念頭に、底辺から調整していく事で値段を抑えつつも格段に味の向上を実現。一回出来たらそのレシピを注意深く数値化し再現性も高めて基礎が完成。見た目は全く変わらない新しいラーメンが完成し、店に出す事に。
解決
 完成したラーメンの評判は良く、値段は風雷麺のそれと同じだが人気を博し客が殺到する様になり風雷麺の客を食う感じになり、風雷麺の方が若干の危機感を感じる。風雷麺から店主がやってきて、何だか嫌みを言いつつもラーメンを注文。しかし、何だか自分のラーメンに足りない”何か”を見出す感じでちょっとショックを受けつつ、主人公のレクチャーを聞く。一緒に来た奴が「お前バカだな、すぐ創れるぞそんなの」とか言うが、主人はそれを恫喝しつつ、この辺への出店は暫く見合わせる、と言う話になり帰っていく。ともかくそんな感じでそのラーメンは人気メニューとなり、ラーメン屋は何となく危機を乗り越える。
オチ
 主人公はしかし、その後はそのラーメン屋に出向く機会が減って。「行かないの?」「いや、自分の関わったラーメンに旨いって言うのもどうかと」とかで。自分はやっぱ食べる側が良いな、とか言いつつオチ。

まあ、料理人に成るつもりのない料理漫画の主人公、と言うのは割と斬新や知れず。

end