トランプ用 新規ルール案
Ver1.1
用語解説

エースのキング(2〜5人程度)
ヘキサカード(2〜5人程度)
ジョーカークエスト(1〜5人程度)new

終わりに
2006/12/31 森宮 照
2006/12/31 12:55 エースのキングで表現を少し修正。
ジョーカークエスト、一人用でも得点は手札のみに。表現を少し修正。
ヘキサカードに罰則として「プレゼント」を新設。
2008/08/04 15:45 ジョーカークエスト、ペナルティの辺を修正。

2007/12/01 13:20 ジョーカークエストに占いルーツ新設。


■用語設定
カード
 トランプで使う、52枚のカード。4種13枚。
カード柄
 トランプの種類。スペード、ダイヤ、クラブ、ハートの4種
エース
 A、トランプの”1”を現す。ルールによっては特別な意味を持ったりする
絵札
 トランプで、11〜13を示す特別なカード。ジャック、クイーン、キング。
ジョーカー
 トランプのセットにある、恐ろしげな人物だけが描かれた特殊なカード。
手札
 プレイヤーが手に持って、他の人に見せない様にしているカード

 裏返して積まれたトランプカードの束。ここから参加者が1枚引いたりする。
捨て山
 手札から捨てられたカードの束。カード柄が見える様に捨てて積み上げる。

 捨て山とは違う、手札のカードを出す場所。
順番
 参加者が何かを出来る順。順番が来ないと、山からカードを引いたり手札を捨てたり出来ない。
上がり
 そのゲームで勝利条件を満たした事。普通は、最も早く上がった人が一位。


 エースのキング
(2〜5人程度)
使用カード 基本52枚
ルール概略
 最も早く、手札を全部捨てた人が勝者
ルール
 1.山を良く切り、参加者の中央に置く。順番を決める。
 2.参加者は山から、一人八枚ずつともかく手札を取る。
 3.一番最初の人は、手札から一枚カードを捨て山に出し、山から一枚引く。
 4.次の人は、
  捨て山の一番上のカードより数値が同じか大きいカードをそこに出せば、山から引かなくて良い。
  捨て山の一番上のカードより数値が小さい場合、足りない枚数のカードを山から引き手札に加える。
  例:5に対して3を出したら、二枚引かないと行けない。
 5.パスする場合は、山から二枚引いて手札に加える。
 6.後は順番を次の人に廻して、その人が、4から繰り返す。
 7.手札が0に成ったら、その人は上がり。もっとも早く上がった人が勝者。


 ヘキサカード
(2〜5人程度)
使用カード 基本52枚
ルール概略
 6枚の手札で役を作って高得点を目指す。トランプを使用した簡易麻雀的ゲーム。
ルール
 1.山を良く切って、参加者の中央に置く。
 2.じゃんけんなどで、順番を決める。基本は開始の人から右回り。
 3.開始の人から順に、山から一枚ずつ引いて回り、全員が6枚持った所で開始。
  ※6枚配る手順は、簡略化しても別に構わない。開始の人が配っても可。
 4.まず順番の人は、「ループ」か「ダイス」のどちらかを行える。
  ループ:山から一枚取って、手札のいらないカードを一枚捨て山に捨てる。
  ダイズ:次の順番の人の適当なカードを一枚抜き、自分のいらないカード一枚を捨て山に捨てる。
   ※この時には、”絶対に”入れ換えないといけない。
   引かれた人は、次の番には”2枚”引いて、1枚捨てて良い。
 5.ループかダイスを行った時に、何か「役」が出来ていたら上がり >8へ。
 6.出来ていなかったら順番は次の人に、>4から繰り返し。
 7.もし山が終わったら、そのゲームは終了。お流れ。
 8.上がったら、役の点数を計算し、その上がった人に加算し、そのゲームは終了。
 9.参加者×2回のゲームの後で、点数の最も高い人が勝者(4人なら8ゲーム)。

■上がり
 役有りカードの合計枚数が5枚以上で”上がり”。5コインとか。
 1枚”あまり”があっても良く、それは「アミュレット」として役になる。
 まず基本役として出来てる役の点数を全部足して、そこに全体役で修正する。
 ※もし出来ていたカードで何種類かの組み合わせが有り得る場合、最も数値の高い組み合わせの点数が貰える。
■基本役
「ジュエル」
 同一数カードの2枚以上の連続(例 111>3ジュエル) 得点:連続数の二乗
 ※この時、A(エース)で構成していた場合、得点に×3
「コイン」
 連番カードの2枚以上の連続(2345>4コイン) 得点:連続数
 ※ただし連番が同じカード柄(フレンド)で有る場合、得点は連続数の二乗になる。
  また、A(エース)を含む場合、得点に×2
「ディレット」(ジュエル/コイン双方の追加役)
 コインかジュエルが、絵札(キング等)のみで構成されていた場合、得点×2
■全体役
「キングダム」
 手札内の、全ての役が絵柄で構成されてる場合。全体の得点合計に×4
「パーク」
 手札内の、全ての役が同一柄(ハート等)で構成されてる場合。全体の得点合計に×2
「フレンドパーク」
 手札としては役無しだが、”全てのカードが同一柄で有る場合”、そのカード数値の合計が得点
「アミュレット」
 あまりの1枚ある役無しカード。お守りとして、その数値によって得点に加算。
 A、K +20/2〜Q +カード数値
「ホーリー」
 配られた時、既に役が出来ていた場合、役の点数に、更にご祝儀として+10。
 ※配られた時に「ホーリー」を宣言しないと後は適用されない。

「プレゼント」
 ちなみに、もし「上がり!」を宣言したのに間違いで役無しだった場合、「プレゼント」と言う事で、
 間違えた人以外の参加者は、全員+10点貰えてそのゲームは終了になる。


 ジョーカークエスト
(1〜5人程度)
使用カード 基本52枚+ジョーカー1枚
ルール概略
 RPG風味、ジョーカーを倒す為にプレイヤー達が旅立つ!と言うイメージ。
ルール
 1.ジョーカーを含めたカード53枚を良く切り、裏返して山として置く。
 2.プレイヤーは、そこから手札としてそれぞれ4枚を取る。
  ※この時、手札の中にジョーカーが含まれていたらジョーカーは、
   そのプレイヤーの「身内」と言う事になる、>ジョーカー出現へ。
    手札に出現したら、1枚減るので、山から1枚引いて手札に加える。
 3.山から、1枚を取って捨て山(ロード、道)に置く。ゲームスタート。

 4.順番のプレイヤーが、捨て山のカード(ロード)に対して「対処」を行い、乗り越える。
  >ただし手札から1枚を引き、自分の前に置く(ペナルティ)事で、「パス」が出来る。
   その後に山から1枚引き、手札に加える。次の人へ。
 「対処」
  ロードのカードは、それぞれ大ざっぱに4種類の状況を示している。
  「武力/スペード」「依頼/ハート」「地理的困難/クラブ」「金銭問題/ダイヤ」
  それに対し「それ以外」のカード柄の、ロードより数値の高いカードをロードに出す事で、
  そのロードを突破となり、そしてその出したカードが”次のロード”となる。
  >この時に、上回った数値分だけ山からカードを引き、手札にくわえる事が出来る。
    例:クラブの4に対してハートの6を出せば、山から2枚引いて手札に加える事が出来る。
   数値が足りなかったらその分手札から足りない数値分の枚数を捨てねばならない。
    例:スペードの4に対しダイヤのAを出したら、追加で3枚手札を捨てねばならない。
   この際には、次のロードになるカードは、追加で捨てた中から出した人の任意になる。
    同じ数値を出した場合、特例としてペナルティがもしあれば、任意の1枚を手札に戻せる。
  ※この場合にパスするなりで手札が0になったらそのプレイヤーはゲームオーバー。
 5.「ジョーカー」が出現したら、手札を取るのはそこまで(例えば7枚を取れる途中の4枚目で、
  ジョーカーが出たらそこまで)。ジョーカーを別の場所に置き、山から1枚ずつ4枚を引き、
  それを順にそのジョーカーの上に並べる。これがジョーカーを守る四天王になる。
  四天王は、通常の対処と異なり「同じ種類」のカードの、”それ以上の数値”を出せば、
  それで突破になる。足りない場合は追加で手札から足りない数値分の枚数を出して良く、
  上回った、その場合は上回った分を山から引いて手札に加えて良い。倒した四天王と、
  それを倒す為に使用したカードはそのまま捨て山に捨てて、次のロードになる。
  例:四天王ハートの10を倒す為に、ハートの8を出して、そこにクラブの6とスペードの2を、
  追加で乗せた。ハートの10を一番下に、スペードの2を一番上にした塊を、捨て山に捨てる。 
6.倒して四天王が一人も居なくなったら、ジョーカーにどんな手札でも一枚出せば、
  それでジョーカーを撃破、出したカードの数値分の枚数を山から貰いクエスト終了>8へ。
 7.クエストが終了するまで、順番を廻しながら、4から繰り返す。 
 8.クエストが終わったら、得点計算。
  ペナルティがあるなら、その数値分の枚数を手札から引く。引くカードはプレイヤーの任意。
  スペードの4とダイヤの3がペナルティにあるなら、手札を7枚捨てなければならない。
  ※この場合、もし手札が0以下になってしまったらそれはゲームオーバーと同じ事として考える。
  クエスト終了時、最も手札枚数の多いプレイヤーが勝者。
  一人の場合も、手札枚数が得点になる。

2007/12/01 13:20
ジョーカークエストの占い転用方法(一人用)。
 一人で行った際の結果を占いに転化する際は、下記の手順で行ってください。
 ・ゲーム開始時に、貴方の尋ねたい”問題”を頭に思い描きつつ山を良く切る。
 ・そのままゲームを行い、ゲームの過程が、その”問題”を克服するまでの困難を現す。
 ・最終的に残った手札が「それを克服した際に得られる物」を示す。
  ダイヤお金  スペード>技能  ハート信用  クラブ>知識
  ※特に人物カードは、特に類する知り合いを示す(それが得られる訳ではない)。
  キングが年上の男性、クイーンは同女性、ジャックが同世代の誰か。
  もしゲームオーバーになった場合は、「達成は困難」と言うことになります。

追記
 当たるも八卦当たらぬも八卦(−人−)ナムー。



■終わりに
 もうすぐお正月、お正月と言えば旅行、旅行と言えばトランプと相場は決まっている物で(か?)、しかし最近はUNOなどの台頭により結構影の薄れてきたトランプですが。かくいう自分も「トランプ?それより」なクチである事は否めないのですが。しかし近年「それより」の劣化が際立って著しく、ふと古き良きお手軽娯楽文化に対し温故知新的探求も込めて注目してみた訳だったりします。特にジョーカークエストは一人遊び用としてもジョーカー登場!など盛り上がり場所も有るという、そこそこ遊べる物になったと何となく思ったりします。かなり高いレベルのイマジネーションが、クラブの10を見て密林を想像するくらいのそれが求められはするのですが(・・・)、そこさえ突破できれば物語性さえ感じる奥の深いゲームになったと思います(・・・・・・・)。お手軽ですので、是非遊んでみて下さいまし。では、良いお年を。

Fin