2000. 8/14〜8/15
かつて何人もの遭難死者を出し、地元では“おっかない所”
として近づく者はいない。
山岳ガイドブックでも「魔のガラン谷」と紹介されるこの沢の
奥には謎の温泉が人知れず湧き出ているという。
冒険を求めて、最高のビールを求めて至上最強のソルジャーこと
“ナメキリ隊”は冒険の扉を開けたのだった。
命知らずの冒険野郎どもは群馬県山中に集結した!
「まづは単車で行けるとこまで行くっしょ」
この重量装備にして短パンという超ナメキリスタイル!
道無き道をウニョウニョと前進っするが、コケたら怪我するって!
ハッキリ言って歩いたほうがずーーーっと速い?
予測通り走り始めて15分で前進困難な急坂出現。
ここは素直に歩きに切り替えましょう。
日常生活においては不摂生の限りをつくす命知らずのソルジャー達は
全身から汗という名の毒を垂れ流す。
熊の爪痕が木に残る山深いキノコ沢を越えていく。
山2つ越えてようやくガラン沢に下りた。
ここからは沢を延々と遡るのだ。
「靴のまま川ん中入っても誰にも怒られないってのがいいねえ、
それに清涼感あるし」とはしゃぐ服部であった。
“トロ場”発見!!
すかさずザブン!と飛び込む!
「気持ちイーーーッ!!爽快!清涼!」
アスリートの間瀬ちゃんはクロールで泳いでいた。
夏といえばサザン。サザンの大好きなタシヤンは夏の似合うナイスガイだ。
「誰だっ、これが本当の水デブだっ!なんて言った奴は!」
夏の日差しがまぶしいのだ。
ちなみに水は酸性でお魚ちゃんは住めない。
ガラン沢上部は落差の激しい滝が出現する。
備え付けの鎖を使ってトラバースするが、信頼性は低いのだ。
足元は超スベり、下りはかなりの恐怖だった。
この一帯の大秘境ムードといったら白土三平のカムイ外伝に出てきそうである
そんでもってよーやく猫の額のテン場のある絶壁山の頂上に立つ。
「ざまあみたかっ!ちょろいぜ!俺達にかかればよう!」
テン場から20m離れた斜面に謎のポリバスがある。
こんな山奥まで執念で担ぎ上げただろう偉い人の情熱に感謝。
その浴槽を蹴飛ばす謎の類人猿!
じゃなくて浴槽の掃除と基礎土木工事をする裸族の間瀬チャン。
源泉からひっぱったホースからは18リットル/分のお湯がとめどなく吹き出る。
“この世の極楽”ってこんな山奥にあったのね。
ひとりずつしか入れないのがちょっとさみしい。
ソープランド“横綱”営業中。
そして風呂上りといえば…・・コレ!
いい顔してるぜ
「んーっ!うめーーーーっ!」
この夜満月明かりの猫の額酒場は
狂乱の歌声チンポ酒場と化した。
ランタンいらずの夜は長い
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