紅葉三部作 最終章
2004.10.24
紅葉というシーンを見る時、どうしても女の人生とダブつかせて考えてしまう。
枯れ行く前に見せる最後を飾る絢爛たる美しさ。
ひよっ子にはとうてい真似の出来ないムンムンな大人の色気・・・・・・。
だから紅葉を見ていると刹那的でピンクなため息ひとつ・・・な気分になるのである。
そんなわけ(←どんなわけじゃ?)で突如として「紅葉」がマイブームとなったこの秋は
「ムンムンな大人の色気」を求め、「旬を追う人(一家)」となった。
旬は高山からやってくる。
第1章は10/11に標高2000〜2500mの白馬八方尾根。
翌週10/16は、第2章として標高1700〜2100m志賀高原。
そして紅葉三部作の最終章は、ブナの巨木の森を持つ標高700〜1200mの鍋倉山に
旬を追って行った。
長野県北部の開田山脈とその麓は映画「阿弥陀堂だより」の舞台となった場所であり、
また近年は山々を覆うブナの巨木林が注目されている山地である。
おりしも本日は快晴無風気温23℃。
絶好の紅葉ハイキング日和の大当たりの日曜日であった。
森姫
前々から行ってみたかった鍋倉山を存分に楽しみたかったので往路(スタート)と復路(ゴール)
を別にする縦走ルートを計画してみた。
よって例によって朝一番の段取りとしてゴール地点に車回収用のチャリンコをデポしておく。
ゴール地点の茶屋池のほとりには立派なトイレや写真の山小屋(?)がある。
この小屋のテラスにチャリンコを置いておいた。
スタート地点の温井登山口はここから4kmほど舗装路を下った場所にある。
ブナの巨木の話題が話題を呼び、多くのハイカーが訪れたおかげで森の生態系が
変わりつつあるという。
ささやかな対応策としてか、登山口には看板も無く、あえて不明瞭にしてあるらしい。
が、逆に不明瞭さが明瞭に映り、すぐ発見できた。
上り始めは滑りやすい急登が続く。
キャンバーに豪雪の重みで横向きにたわんだ小ブナの潅木地帯を越えていく。
けっこう歩きずらい・・・『中高年ハイカー返し』である。
この難所を越えると巨木の谷となる。
イエローレンジャー「葉っぱ仮面」
ここから巨木の谷へと入り込む。
森の精霊「森姫」から、うちのじゃじゃ馬姫にも精を分けてもらった。
ぽかぽかのブナ林で小休止。 ふんわりと気持ちがいい。
チョコレートがおいしいんだよね。
先週、10歳の誕生日を迎えたヨースケへの親父からのプレゼントがトレッキングシューズ。
本日もちゅるちゅる下りのシチュエーションが何度かあったがハイグリップで軽快に下っていた。
その後姿を見て「買って上げて良かったぁ〜」としみじみ思う親父であった。
実は(HP上は)貴重な?家族集合写真。
超高級(そうな)デジカメを持って巨木の谷にやってきた愛知県のおじさんに撮ってもらいました。
樹齢300年のフォレスト・ジャイアントこと「森太郎」。
黄金の髪をまとったそいつは荒々しくも神々しい。
ちなみにヨースケは何度言っても「ブナ太郎」と言ってしまう。
うるさいくらいの黄金色。
渦を巻くような黄金のトンネルを抜けていく。
南に向いたのどかな斜面。
しょんべんターイム!とザックを降ろして、フイと見上げると
倒木の陰にお宝発見!!
The なめこ!!
おいしそーーーーーー!!!!
と、一帯の倒木を探索すると、あるぞ!あるぞ!ここらは『なめこ地帯』だっ!
うひょひょ〜と、しばらくはなめこ狩りTimeとなりんした。
見てよ!このおいしそうな色を!匂いもイイよ!
でも、なんてキノコかわからないのじゃあ〜!
恐らく99%は食用で、一般的に知られているメジャーな種類だと思うのだけど・・・
ワタクシ、キノコに関しては知識が薄いのじゃ〜!
万が一、毒キノコだったら・・・・で、採取は泣く泣く諦めました。
(誰か知ってたら教えて)
木漏れ日が暖かいんだよね〜。
体にも優しいんだよ。
山頂直下はぐじゅぐじゅのV字の急登。
やったー!鍋倉山(1289m)の頂上だっ!
スタートからジャスト3時間。
ゆっくりと道草しながら、楽しみながら登山が出来たのが最大の収穫。
天気も雲ひとつ無いサイコーの登山日和。
昼は恒例となりつつあるカップ麺&カミサンの握飯。
ちなみに各自の好みはうるさく、ヨースケは「かけ蕎麦」、コナツは「カレーヌードル」
カミサンは「チリトマトヌードル」、とーちゃんは「ミソラーメン(メーカー問わず)」。
相変わらず別皿に麺を移さないと食えないおこちゃま。
おまけに白い服にカレー汁を飛ばして汚すなよ!と前掛けされている。
山頂からの眺め。
映画「阿弥陀堂だより」の舞台となった飯山市北部の風景。
千曲川がまったり流れる。
すれ違うハイカーの方々はこいつを見るなり一様に 「ま〜、小さいのに偉いねえ〜」
と感心するが、腹さえ空いてなければこいつが一番タフ。
復路は緩やかなアップダウンを繰り返す尾根道がメイン。
だから眺めは最高。
ここは途中に通過する黒倉山(1242m)の山頂。
眼下には日本海が望める。
モリアオガエルとクロサンショウウオの池。
復路は1時間ちょいでゴールの茶屋池へ到着。
実はこの茶屋池、朝の段階ではわからなかったがすごい観光名所だった。
池のほとりには観光バスやらマイクロバスがゾロリ。
それだけ紅葉と池の取り合わせが美しい。
先週に続いて今回もチャリンコを使ってDISCの回収に向かいます。
でも、今回はずーーーーーっと下りで良いのだ。
うれすぃ〜、楽ちーーーーん!
なもんで今回はヨースケのチャリも持ってきて男2人で標高差300mのダウンヒル。
(てか、冷静に考えたらカミサンのタンデムシート付きチャリも持ってくれば車の回収不要だったじゃん)
ところが楽ちんはいいけど、気を抜くとスピード出過ぎるし、汗が引いて寒いし・・・。
で、DISCにたどり着いた時にヨースケの右鼻の穴から顎にかけて長さ10cmの黄色いツララがっ!
汚ったねえ〜!
でもってチャリ積んで、再びDISCで茶屋池で待つ女性陣を迎えに登り返し。
その道中、舗装路を登って歩く2人連れのおっさん(と言っても紳士な感じの)登山者発見。
『上に行くんですか?乗って行きますか?』と声をかけたら
ニコ〜ッ と、うれしそうに笑って『お願いしまーす』とお返事。
(茶屋池〜温井登山口にルートをとっちゃったもんで舗装路を上り返す羽目になったんだって)
車だと8分だけど、歩けば50分はかかる単調な地獄の坂道(って、言い過ぎか)
困った時は御互い様でいきたいもんです。
車中の話によるとおじさん達は大阪から登山に来たそうで、昨日は麓の戸狩温泉に泊まったそうな。
で、夕方に新潟中越地震に襲われて、宿主から『いつでも非難できる支度をして寝て下さい』
と言われ、びくびくものだったらしい。
震度6強の十日町ってここから60kmほどの場所だし、この鍋倉山のある飯山市も震度5で何百世帯かは
停電になったんだよね。
ちなみに長野市の俺んちも震度3〜4でかなり揺れました。
夕べは冷え込みが強くて初ストーブの日だったから、揺れを感じた瞬間に火を消しましたよ。
被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
おしまい
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