西表島の最北部には「星砂の浜」という場所がある。
言わずと知れた星の砂(有孔虫の死骸)が採取できる観光の浜である。
我々が西表滞在中のベースキャンプは、この星の砂キャンプ場にすることにした。
滞在費用は3/21〜3/27までの6泊で7200円。
始めに管理者であるペンションに払い込みをした。(身分証明の提示を求められます)
キャンプ場の敷地はかなり広いが、駐車場に近い場所は便利だが観光バスの排気ガス
と観光客の視線の餌食となる。
したがって俺らは観光客の目の届かない、キャンプ場上部の一等地にサイトを設けた。
ハイビスカスの垣根に広い芝生に松の日陰の一等地で「松ボックリ野球の図」
左手には車を入れられる道路があり、その向こうは牧場。
右手は眼下に星浜の海。
サイトはガラガラ。
最高の場所。
青空がのぞいてきたのでさっそくウェットスーツに着替えて星砂の海でシュノーケリング。
なにせこの為に一家全員のウェットスーツをオークションで落としたのだ。
ここにはさんご礁も小さい規模だけどある。
それに満ち潮は沢山の魚をリーフの中に連れてきてくれる。
ブカブカで用を足さないウェットスーツを着ながら、綺麗な海と沢山の熱帯魚に
目を見張る少年。
青くてちっちゃいソラスズメダイがすごいかわいい。
ソーセージを持って海に入ると魚の群れに襲われる。
でかい魚に指をかじられそうになりビビる少年。
びっくりして「うわっ!」と声を上げたら海水をいっきに飲み込んでしまった。
今回のイリオモテで何が一番楽しかった?って聞いたら
全部だと言った。
「じゃあ、しいて言えばなんだ?」と聞いたら
「海に潜ったことだ」
と言った。
こちらのお嬢ちゃんは逆に魚にビビッって海に入るのが怖くなってしまった。
で、星砂の浜でお城を作って遊んでいる。
こちらの元お嬢ちゃんはコレがあればごきげん。
霜のついた冷え冷えのジョッキにOrionの生ビール。
昼飯は食堂「ほしずな亭」
ヨースケと俺が八重山ソバでカミサンがソーキソバを注文。うまい!
(ソーキそばのソーキって骨付きの牛肉のことなんだよ)
同じソバでも長野の戸隠ソバとは大違い。
午後も3時を過ぎると小雨がパラついてきたので、車で島の西部探索に出かけた。
県道215号線の最東端は南風見田の浜なら最西端は白浜の集落。
ここの白浜港からは船浮という船でしかいけない集落への定期船も出ている。
県道215号線の結末はこの白浜小学校のグラウンドへと吸い込まれていく。
校門にある立派なデイゴの木は満開だった。
本土だとこれが桜の木だったりするのかな?
白浜には旧道があり、そこから山間部にはいる林道がある。
実はこの林道には出るのだ・・・・・アレが。
夜になるとぼーーーっと光る奴が。
それを見てやりたかったので、林道を下見しつつキャンプ地に戻るルートをとった。
テント泊1日目の夜は星立のスーパー星砂で買った魚のすり身の揚げ物と沖縄と言えば・・
のランチョンミートと上原の刺身&てんぷらの店「うるま」で買ったカツオの刺身。
晩酌はオリオンビールの缶。
晩飯も済み、陽が落ちた19:30分。
白浜林道のアレを見に行く準備をする。
「みんな夜はハブが行動するから靴履けよ!草履じゃ駄目だぞ!」
と各自に懐中電灯を渡す。
林道入口にはどこかの民宿のナイトツアーとおぼしきワンボックスカーが停車していた。
やっぱりこの林道で間違いないな。 と確信しつつ林道をゆっくりと登る。
200mも登ったところで懐中電灯を消してみる。
するとどうだろう・・・・
上に、下に、斜めに、横に あらゆる場所でフッ フッ フッと光が燈る。
そう、ここは八重山ホタルの群生地で、この時期日没から30分にそのイルミネーションが見えるのだ。
それにしてもすごい数だ。
ヨースケ曰く「ナウシカみたいだ!」ってくらいにすごい。
でもこれはアニメなんかじゃない。
先ほどからホッホッ、ホッホッという泣き声が頭上で聞こえるのでライトで照らしてみた。
したらかわいいアオバズクがいるでねえの!
逃げようともせずめんこい奴だ!
テントに戻ってきて、さて寝るかと着替えようと思ったら俺の足に何か付いている。
実は俺だけはサンダル履きのまま林道探索してたのよ。
泥かなぁ?枯葉かなぁ?なんて手で払おうとしたがなかなか取れない。
えいっ!
って思いきり払ったのと同時に、「あっ ヒルだ!」と気がついた。
くっついたヒルは無理矢理とると血が止まらなくなるんだよねぇ。
アレはタバコの火をじゅって押し付けりゃくわえてるのを離すのよ。
って、知っているが時既に遅し。
ダラダラ血を流しながら、剥がれたヒルを香取線香であぶり殺してあげた。
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