狙いは的中!
北海道上陸と共に熱は下がった!
だけど腫れはひかず「冷えピタ君」で冷却中。




     18年後。North land 2001   



1983年、夏。
地元の工業高校を卒業し、そのまま地元企業に就職。井の中で流されるままに日常をこなしていた自分にとって
21歳の夏にでかかけた北海道ソロツーリングは自分の人生にとって非常に重要なターニングポイントとなった。
出会い、感動、意地、浪漫。
この北海道ツーリングがなければ、現在の自分とはまったく違った人生を歩んでいたように思う。
また、仕事に対しての取り組み方や考え方も変った。
つまりこの旅で得たものは、自分に対する「自信」なのかもしれない。
早いものであれから18年の歳月が経過し、見てくれはすっかりオッサンとなり、自由だった翼には妻と2人の子供がぶら下がり、
とても昔並みにバタバタとはためかせることはできなくなった。
でも替わりに、彼らに(そして自分にも)あの時の感動を少しでも、そして新たな感動を!と北の大地へと旅心を馳せるのだ。

かれこれ10回目に当たる我が心のNorth land流浪の旅となった


8/14 am10:40 新潟港発

入院でかなりの有給日数を消化してしまった為、北海道行きは御盆休みのハイシーズン真っ只中となってしまった。
寝返り打つのもままならない寿司詰めの2等船室に免疫を低下させたステ漬けの身体を18時間預けなければならないのはかなり不安。
更に困った事は北海道行きの3日前にスケがおたふくになってしまったことだ。
39度の熱が続くも4日間我慢すれば必ず熱は引くだろうと、熱でぐったりとしたスケをかかえながら小樽行きのフェリーに乗り込んだ。
(体温計&座薬持参)

      


8/15 早朝小樽着 ⇒苫前

今回の旅は海や湖の見えるキャンプ場でのんびりと過ごそうというのがコンセプト。
さあ、どんなのんびりが待ち構えてるか!

第1日目は小樽から日本海を200kmほど北上した場所にある苫前のグリーンヒルキャンプ場でCAMP。
ズバーーーーーッと海が見渡せ、そよ風が頬をなでる
風の丘
まさにのんびりにうってつけ!


名前の通りのグリーンヒルには風力発電の巨大な風車が彼方まで続く。
人工物でありながら不思議な風景を演出している。


 
波と戦うおたふく小僧。
同じ日本海でも本州とは比べ物にならないくらい透明度が高く綺麗!魚も沢山泳いでいた。ちくしょう!泳ぎてえっ!
にいちゃんおたふく、父ちゃんステロイドジャンキー、かあちゃんアレでペケ。 
唯一元気に海と戯れる夏の少女。


キャンプサイトの向こう側は牧場になっている。


なんとなく「天空の城ラピュタ」っぽい感じがしてすごい気に入った。
でも風の通り道だから、天気が悪いと始末に負えない場所かもしれないね。



キャンプ地をこの苫前に選んだ理由はロケーションの他にもうひとつある。
それは大正4年に起きた日本の獣害史上最大の事件といわれ、わずか3日のうちに一頭のクマが開拓農家12軒を襲い、6人を殺害、
3人に重傷を負わせたという熊害としては世界にも類をみない三毛別事件が起こった開拓部落の復元地を訪れてみたかったのだ。

現在、苫前町はこの事件をネタに随分と町おこしをしているみたいで、山の奥深くにあるこの跡地までの道道1049号線はベアーロードと
名付けられ、そこらかしこに看板が出ていた。
が、実際の復元地は林道のどん突きの、人気のない鬱蒼とした森の中で、いつ熊が出てきてもおかしくないような雰囲気があった。
なるほど復元された明景家なんかを見ると当時の開拓者の苦難の日々がしのばれる。

  
大正4年の12月。3匹の子豚に出てくる藁の家みたいな明景家の壁を突き破って体重380kgの手負いの大羆が乱入した。(写真左)
左の写真はその熊のハリボテ。しかしちょっとでか過ぎだぞこのハリボテ。
アラスカのグリズリーだってこんなに大きくないぞ、これじゃまるでウルトラマンにでてくる怪獣だ。もうちょっとリアルに感じたかったなあ。



「こ、こっ、・・・・・これはっ!」
同じ敷地内の草陰にさりげなく置いてあった人食い熊のオブジェ。

ヨースケ曰く 「おとーさん、あれ豚?」
妻曰く 「あたしゃ牛?かと思ってた」
俺の中の人食い熊のイメージがぁぁぁぁぁぁ・・・!


三毛別事件の詳細は http://homepage1.nifty.com/~n_izumi/higuma/jiken.html

帰りに苫前町営の温泉施設で汗を流し、北海道を象徴するスーパーマーケット「ホクレン」で今晩の食材&BEERの買出しをする。
そうそう、白状します。
実はホクレンのマークの入った買い物篭がどーしても欲しくなって、買い出しした食材といっしょにトラックの荷台に放りつけ、
そのまま頂いて帰ってきてしまいました。  へへへ、ゴメンちゃい。

コッヘル(写真:テーブル上に散乱している鍋)は、18年前に買ったMORITA社製の俺のこだわりのイクイップメント。
ボコボコのベコベコのコゲコゲだが、買い換えるつもりは無い。
「こいつは、いつか俺がくたばっちまったら棺桶ん中にいっしょに入れてくれよ」
と、カミさんにお願いしてある。



日本海に沈みゆく太陽を眺めながら、七輪で肉を転がし、ビールをあおる。
第1日目っから最高〜です!




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