レース当日の早朝。
まだ外は真暗な中、第一ライダーのハットリさんはたしやんをYAMAHAに乗せて車検会場へ急ぐ。
昨日、車検落ちした者の為の再車検がスタート前のわずかな時間に特別に行われるのだ。

レーススタートは朝の6時。プロフェッショナルなクラスから30秒間隔で1台づつスターティングフラッグが
振られていく。

ところがいっぽうエンセナダのRVパークではすっかり中米時間が染み渡ってしまった為か全員が寝坊。
あわててキャンパーを飛ばしスタート地点に駈け付けたつもりだったが
第1ライダーの我らがハットリ266Xはもとより、全バイクがスタートしたあとだった。

バイクを追う形で1時間のインターバルを置いて4輪がスタートする。
我らがハットリさんのスタートシーンはたしやんが記録した映像で見ることができた。



ライダーは砂漠の中のコースを走り、サポート隊は半島を貫く国道1号線を南下しつつ、
時折コースと国道が交わる地点でライダー交代やガス補給等のサポート活動を行う。
初っ端のライダー交代ポイントはSAN QUINTIN。国道脇のピット。
まだトップは通過していないようだ。
ドライブインの便所できばっていたら頭上をヘリが通過していく音が聞えた。
しばらくして「ブォーーーーーーーン」とモーターサイクルが爆音と共にドライブイン前の
国道を通過する。
おおっ!アメリカホンダのエース ジョニーキャンベルだな。
思わずケツに力がこもる。



まずまずのペースでハットリ&YAMAHAは泥団子の埴輪になってやってきた。
前日に降った雨の影響でコース内の各所が泥ぐっちゃ化しているようだ。
HONDAのXR650はめちゃくちゃ速いが自分達のペースで走ろう!
はっとりさんの忠告を受け、セカンドライダーのたしやんは緊張した面持ちで
砂塵を残し、デザートへと消えていった。



トップを走るワークスは単車も四輪もコバンザメの様にヘリ同伴でやってくる。

数日前に焚き火キャンプをしたCATAVINAの広場は沢山のサポートトラックやら
キャンパーが並び、レースムードむんむんとなっていた。

荒野の彼方から砂塵が上がり、段々と近づいてくる。
「あれ、たしやんか?」
「いや、違う。タシロはもっと遅いはずだ」
ハットリさんと勝手な解説をつけながらも砂塵が確認されるたびにそれがタシヤンであることを期待する。





四輪のトップのシボレーワークス。


サポート体制も抜け目が無い。
1秒を争うスピーディさ



このサポート隊はじいさん&ばあさんで構成されていた。
このレースが20年以上の歴史をもつ裏づけでもある。



4輪のモンスターマシンやらバギーが爆音と共にピット前を通過していく様を見ているうちに
昨日までの強気の勢いはどこへやら・・・泣き出しそうなツラになってきた。

でも最期に
「絶対にアオヌマさんに繋ぎますから・・・・」
そう言い残し、夕闇迫る荒野へとYAMAHAを走らせて行った。




無事第3ライダーの間瀬にバトンを渡し、ほっとひと息のたしやん。






バハのレースの真骨頂ともいえるナイトラン。
闇夜のヘビーロック!


「ラーメン大好き小池さん」の図


22時。
もっともガレ場とギャップの激しい区間をマセは無転倒でYAMAHA
を走らせ、ピットに飛び込んできた。
オイル交換を済ませ、23時に4番手の俺がスタート。

ライトに浮かび上がる柱サボテン。
YAMAHAの照らす











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