インターネットに代表される高度情報通信網の整備により、従来は情報の受信者にしかなれなかった個人が、情報の発信者となることができるようになりました。これは言ってみれば、個人個人が放送局や出版社になれるということです。そこで、私もこのインターネットを使って、『KR』というミニコミ誌を発行することにしました。『KR』のKとRは、基本的には『教育心理学研究』のKとreviewのRですが、学習心理学でよく使われる「学習者に対する結果のフィードバック」を意味する「KR:Knowledge of Results」も意味しています。当面は、全国の知人に個人的に電子メールで配送することとし、近い将来にはWWWサーバに載せて、世界中から誰でも自由に読むことができるようにする予定です。