桐原牧神社、わらうま祭り
桐原の駒で親しまれている
桐原牧神社の春祭り<初午の祭り>が、
3月8日に行われました。


「桐原の御宮」は和名類聚抄に見える古野に鎮座、桐原の牧最盛期(1000〜1500年前)に祠られたと思われます。
当時の人々は良馬産出を願って祈り、時代は変わっても当時を偲び、藁の駒形を作り、
背に供物を負わせ、神前に奉献しておりました。
特に雄馬のシンボルを備えた、繊細にして優美な気品ある風格を持った藁馬は、全国にもその例を見ません。
「桐原の駒」は昔からの姿「藁駒の祭」を後世に遺すために、例年桐原牧神社の春季例大祭には氏子により
「豊作・商売繁盛・子孫繁栄・交通安全」を願って多数の藁馬が奉納され、宮司のお祓いの後、
神馬として参拝者に籤引きで授けられるなど伝統神事として今日に伝わっています。
朝、9時20分。総代宅を出発。
宮司様を先頭に神殿に奉納する藁馬が到着。
今年は、干支が午年と言うこともあって、
籤引きには多くの方が参列しました。
幸運にも当たった方には、神馬が授けられます。

わら駒作りの技術は、今年、
長野市の、市文化財の指定を受けました。
その技術は、桐原わら駒保存会の皆さんが
その製作に力を注いでいらっしゃいます。

籤引きの列はいつまでも続いていました。