ムービープレーヤ(MoviePlayer)の起動
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- QuickTimeに標準添付のムービープレーヤ(MoviePlayer)を起動します。前にも書きましたが、QT3.0の場合はPROバージョンにアップグレードしないと(有償、キーコード所得が必要)保存などができないので気を付けてください。
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ムービーの操作・編集 |
- 「ファイル」メニュー「開く...」で先ほど保存したムービーを開きます。
- 下のスクロールバーのタブをドラッグすると自由に頭だしができます。
- 「Shift」キーを押しながらドラッグすると、一定の範囲を選択することができます。選択した状態で「コピー」や「ペースト」や「カット」ができます。単に消去するのなら選択した状態で「Delete」キーを押すことでも可能です。
- このように不要な部分を削ったり、複数のムービーをつなげたりが(同じ画面サイズのムービーである必要があります)ムービープレーヤだけでできます。
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ムービーの再圧縮・保存 |
- 完成したムービーをWebでも使用できるように高い圧縮率のコーデックで書き出します。「ファイル」メニューの「書き出し...」を選ぶと、書き出し用のウインドウが開きます。
- ファイル名の下のポップアップが [ムービーからQuickTimeムービー] になっていることを確認して、[オプション] ボタンを押すと[ムービー設定] ウインドウが開きます。
- [ビデオ] [サウンド] 共にチェックを付けて、それぞれの[設定] ボタンを押して圧縮の設定をします。
- QT2.5なら [シネパック]で10フレーム、品質:中位程度で、音は圧縮なし、11kHz、8bit かIMA 4:1、22kHz、16bitなどが妥当な線でしょうか。品質を削って行くとファイルのサイズはそれだけ小さくできます。
- QT3.0の場合 [SolensonVideo] [QualComm PureVoice] [QDesign Music] などより高品質・低ビットレートな圧縮がえらべますが、エンコードに非常に時間がかかります。
- QT3.0の場合「インターネットでダウンロード中に再生」が選べます。(Fast Start機能)これにチェックを付けないと全てのファイルをダウンロードし終わらないと再生が始まりません。
- オプションの設定が終わったらファイル名を正しく付けて [保存] をします。できるだけ[8文字.mov] で小文字にしておきます。漢字やスペースは不可です。ここでは[sample.mov] とします。
- 圧縮の選択でかかる時間が多少違いますが、ムービーの書き出しが行われます。

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Web上への掲載 |
- ページ上のリンクでムービーファイルを指定するだけで再生させられます。
- <A HREF="sample.mov">sample.movを再生</A>などと書くだけです。
- HTML内に埋め込みをする場合 [EMBED] タグを使用します。
- <EMBED SRC="sample.mov" WIDTH=160 HEIGHT=136>などと書きます。
- HEIGHTパラメータは [画像の高さ] + [16] にします。これはコントローラの高さを含んだ数値で、QT3以降はMac,Windowsどちらも共通ですが、Windows版2.1.2の場合は + [24] 必要になります。
- <EMBED>タグの詳細はApple社の [QuickTime Webmaster's Documentation] を参照してください(英語)。
- [ .mov]ファイルは画像ファイルなどと同様に、バイナリモードでサーバーにFTPして下さい。
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終わりに |
- シネパックによる圧縮はさほどデータが小さくならないので、Web上で公開するには画面サイズを小さくしたり、フレーム数を少なくしたり、画質を落とす必要があります。
- QuickTime3.0で [SolensonVideo] を使用するとかなりデータレートを落としても画質が保てます。音声もスピーチなら[QualComm PureVoice] を、音楽なら[QDesign Music] を使用すれば品質を保ったままかなりの圧縮が可能で、現実的なWeb上でのビデオ公開ができます。ただし圧縮に非常に時間がかかるのが難点でものすごく時間がかかります。
- QuickTime3.0のいいところは「Fast Start機能」が簡単に設定できるところでしょう。QuickTime2.5では別のツールで処理する必要があります。見る人の待ち時間が圧倒的に節約できるのでとても有用な機能です。
- と言うわけでQuickTime3.0はPRO版にしたいところですが、結構高いのと、面倒なのでできれば今後のマックにはPRO版を標準添付にしてもらいたいですね。
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