ツーリングバイク製作記

 大学に入って以来、主にランドナーでツーリングをしていた僕。しかし昨年(99年)、ランドナーのスケルトンのだるさ、フレームのへたり、新車が欲しい(これが一番?)などの点で、新しいツーリングバイクを造ろうとたくらんだ。

 「新しいバイクはクロスにしよう 。」 クロスバイクを選んだ理由は以下の通り。

1.700Cってホイールが大きくてかっこいいね。

2.学生生活もリーチだから、時間的制限から長期ツーリングにも行かなくなるだろうし。快速ツーリング用バイクにしたいな。またロード持ってないから普段のトレーニング用に細めのタイヤをはかせて使いたいな。

3.実はチャリ部に入部するとき買おうとしていたのが、ミヤタのスポルツアー(下写真)。しかし先輩に「使えない」の一言で却下されたいきさつがあったのね。

ミヤタ・スポルツアー(95年モデル)

 そんなわけでクロスバイク選びにかかった。条件としてはクロモリ、ラグレス、キャリア・ボトルダボ付き、10万以下(フレームで)など。また冬にはシクロクロスに参戦したいため、戦闘能力(?)のあるフレームが欲しかった。そんななか候補に挙がったのはミタニのフレーム。ウチの部でも何人かミタニのランドナーに乗っていて、シクロクロスミーティングでの使用率も高く、ツーリングからシクロクロスまでそつなくこなせるであろう。

 で、松本のミタニまでいって三谷さんと相談。700Cのクロスはシクロクロスとネオ・スポルティーフの2モデルがあるとのこと。シクロクロスは名の通りシクロクロスを前提としたスケルトンでレーシー。ネオ・スポルティーフはツーリング用でダボ穴等が取り付けられる。このことからネオ・スポルティーフを選択。なおダボ穴やアウター受けの位置などは変更が利くので自分流にアレンジ。色はマリアナブルー(パジェロミニのブルー)で注文。納品は2ヶ月後のこと。ちなみに製作はハンドルやキャンピーでおなじみの日東製。

 注文してから待つこと半年(あれっ!)。やっときましたNEWフレーム。塗装は大阪の上村塗装。みごとな出来映えである。BB部にタップをかけてもらい、ヘッドを圧入してもらい、ウチに帰っていよいよ組み始める。

 パーツ構成はメチャクチャ(だって金無いんだモン)。ディレーラーはリヤXTのフロントDURA。STIはRX100の8s。ハンドル・ステムは日東。ホイールくらいは良いのを使おうと、ハブはなんとDURA!(といってもランドナーから奪った7400系だけどね)。リムは軽量のアラヤRC−540。スポークは15番で前後36Hの6本組で。こだわりはギヤで、フロントはTNTのクランクに46−32のダブルのチェーンリングを装着(下写真)。リヤは12−32のXTR(当然8s)。これでダブルながらも1:1までギヤ比をさげることに。BBはUN72。タイヤは昔ロードに使っていたパナのカテゴリープロ(23C)をはかせた。

 で、初の試走。ツーリングバイクということで以前乗っていたランドナーと比べさせてもらうと、何よりも軽い。もって軽いのは当然のこと、走って軽い。タイヤがロード用ということもあるが、ほんとロードの様な軽さだ。それでいてフロントホークやリヤ三角のしなりが心地よい。これぞクロモリ!といった乗り心地である。

 数日後、前後にキャリアをつけてのツーリングモードで走ることに(下写真)。走り始めて感じたのはリヤのふらつきであった。リヤキャリアをつけるとリヤ三角が横にたわむのだろうか、ダンシング時にハンドルが取られそうになる。しなやかな乗り心地がここではアダに。タイヤはミュシランのクロススプリントをはいたが特に問題はなく、平地ではランドナーの巡航速度より明らかに速く、登りも10%ほどの坂ならケイデンスを維持したまま登ることができた(当然インナー・ロー)。

 総評としてはねらったとおりの自転車ができた。リヤキャリア装着時のふらつきが気にはなるが、乗り方次第でカバーできると思う。後日、三谷さんにそのことを指摘したら、パイプのサイズを見直すようなことをいっておられた。

 後はシクロクロスミーティングに参戦し、どれほどの戦闘能力があるかが気になるところである。(僕に体力の方が問題かも?)