いわさきちひろ黒姫山荘

ちひろのアトリエ山荘を黒姫童話館の南側に移築

1966年、ちひろはアトリエを兼ねた山荘を黒姫高原に建てました。建築時、ちひろがこだわったのが野尻湖の景観で、やぐらを組み、湖が見える高さを確かめてから床の高さを決めたといわれています。この山荘ができてからちひろは毎年ここで絵本の制作をおこなうようになりました。宮沢賢治の花や草木にまつわる童話を集めた『花の童話集』や、万葉集の秀歌150首を紹介した『万葉のうた』はこの黒姫で描かれました。また、「わらびを持つ少女」や「わらびと山つつじ」、「山里のスミレ」などの作品には、ちひろが愛し親しんだ黒姫の自然が息づいています。未完となった遺作『赤い蝋燭と人魚』(童心社)もこの山荘で描いていました。 

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このような多くの作品が生まれたこの山荘を、(財)いわさきちひろ記念事業団のご厚意により、童話館の南側へ移築し、公開をすることになりました。ちひろが描いていた部屋に立ち、作品が生まれた背景に触れてみませんか。 (右の写真は移築前のちひろ黒姫山荘)




ちひろのアトリエ山荘に立ち寄ってみませんか。(クリックで拡大)

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プロフィール

いわさき ちひろ / chihiro iwasaki


いわさき ちひろ1918年、福井県武生市に生まれ、翌年東京に移る。三人姉妹の長女。東京府立第六高等女学校卒。藤原行成流の書を学び、絵は岡田三郎助、中谷泰、丸木俊に師事。1946年日本共産党に入党。1950年松本善明と結婚。翌年長男猛を出産。この頃より絵本画家として精力的に活動を展開するようになる。 1974年肝ガンのため死去。享年55歳。代表作に『おふろでちゃぷちゃぷ』(童心社)、『あめのひのおるすばん』『ことりのくるひ』(至光社)、『戦火のなかの子どもたち』(岩崎書店)、画集に『ちひろ美術館』(全12巻・別巻講談社)、『いわさきちひろ作品集』(全7巻岩崎書店)などがある。1950 年文部大臣賞、1956年小学館児童文化賞、1961年サンケイ児童出版文化賞、1973年ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞等を受賞。


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